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映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」のワンシーン (C)2016 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.
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映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」のワンシーン (C)2016 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.

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今週シネマ:1、2日公開の映画 「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」「セトウツミ」「全員、片想い」…

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。1日にはティム・バートン監督がメガホンをとり、ジョニー・デップさんらが出演した大ヒットファンタジー映画「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)の続編「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」(ジェームズ・ボビン監督)が公開。2日には俳優の池松壮亮さんと菅田将暉さんがダブル主演する映画「セトウツミ」(大森立嗣監督)、片思いをテーマにした八つの恋愛エピソードを描くオムニバス映画「全員、片想い」が公開される。

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 「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」は、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター(デップさん)を救うため、時間をさかのぼるアリス(ミア・ワシコウスカさん)の冒険を描くファンタジーアドベンチャー。アリスは時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエンさん)と戦い、ワンダーランドに秘められた真実に迫り、大切な友だちの過去を変えることができるのか……という内容。今回アリスは、ハッターのために時間をさかのぼることで、本来なら不可逆な時間の旅を通して、今という“時間”を生きることの大切さを学ぶ。また、賢く美しい白の女王(アン・ハサウェイさん)とその姉で暴君の赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーターさん)の姿からは、家族の絆、姉妹の絆、血縁とは……を考えさせられる。それでもスピーディーな展開は前作以上で、極上のエンターテインメント作であることに間違いはない。

 「セトウツミ」は、マンガ誌「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の此元和津也さんによる同名マンガが原作で、くすりと笑える原作の持ち味そのままに、「さよなら渓谷」(2013年)などの作品で知られる大森監督が映画化した。大事件が起こるわけでも、衝撃の事実が明かされるわけでもなく、瀬戸小吉(菅田さん)と内海想(池松さん)の高校生2人が、河原の階段に腰かけ、ただしゃべるという内容。時に大道芸人(宇野祥平さん)や瀬戸が憧れる女の子(中条あやみさん)が絡むこともあるが、ほぼほぼ、瀬戸と内海、この2人の会話だけで映画は成り立っていて、そこに身を置くことで心が安らぐ、ぜいたくなひとときが過ごせる会話劇だ。

 「全員、片想い」は、俳優の加藤雅也さんがパーソナリティーを務めるFMヨコハマの番組「BANG!BANG!BANG!」での発信をきっかけに、小説投稿サイト「E★エブリスタ」とFMヨコハマが共同で片思いをテーマに小説を募集し、その中から選ばれた4本と映画オリジナルストーリー4本を映画化。幼なじみの2人(伊藤沙莉さん、中川大志さん)の甘酸っぱい青春を描いた「MY NICKNAME is BUTATCHI」(飯塚健監督)、内気な女子高生(広瀬アリスさん)が美容師(斎藤工さん)に淡い恋心を抱く「サムシングブルー」(宅間孝行監督)、夏の間だけ一緒に暮らすことになった従兄(千葉雄大さん)と暮らすことになったヒロイン(清水富美加さん)の心境がだんだん変化していく様を映す「あさはんのゆげ」(山岸聖太監督)など8エピソードが楽しめる。

 そのほか1日には、日本を代表するロックスター、氷室京介さんに密着取材した映像をまとめたドキュメンタリー映画「DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”」(山崎大介監督)が公開。2日には、歌手で俳優の中山優馬さんが初主演し、AKB48の島崎遥香さんがヒロインを務めた青春ホラー「ホーンテッド・キャンパス」(竹本聡志監督)、アニメ「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)の劇場版28作目となる「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」(川越淳監督)が公開される。

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