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モデルで女優の中村アンさんが、ディズニー/ピクサーの劇場版アニメーション「ファインディング・ドリー」(アンドリュー・スタントン監督)の日本語吹替版でジンベエザメのデスティニーの声を担当した。今作に関われることが「夢のようだった」と話す中村さんに、「ファインディング・ドリー」の見どころ、休日の過ごし方や生き方、気になるファッションアイテムなどを聞いた。
◇人間社会に通じるストーリー
今作で初めて声優を体験した中村さん。今作から登場した新キャラクターのジンベエザメのデスティニーの声を担当したことについて「今作から新しいキャラクターが増えて、一つ一つが可愛くて。デスティニーも可愛くて、だんだん慣れたころに声の収録が終わってしまったという感じなので、今になって、じわじわと(実感しています)。今はまだ、(仕事として)客観的にしか見られない自分がいるんですけれど、もっともっと、何回も見て、(自分がやったんだと)実感しながら楽しみたいなと思います」と話す。
見どころについて「今回はドリーが主役で、いろんな人に助けられて家族を探す旅に出るんですけれど、海の中だけじゃなくて海洋生物研究所というところも舞台になったりするので、すごく人間の世界に通じることがたくさんあります」と実感を込めて語る。
◇ジムでトレーニングしたあとは…
最近はモデルとして大活躍するだけでなく、バラエティー番組やドラマなど八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せる中村さん。多忙な毎日を送っているが、長い休みがあったら? 「なかなか長い間、海外に滞在したりできないので、ニューヨークとか、フランスとかに行ったことがないので、そういった今まで行ったことのない国や場所に行ってみたいですね」と思いをはせる。
普段の休みは「お休みの前の日はお酒を次の日を気にせずに飲んで、ゆっくり起きて、『クロスフィット』というトレーニングをやっているんですけれど、ジムでクロスフィットして体を動かしたり。その後は映画を見たりしますね。結構一人で映画館で見ます。映画が好きなので……」と体を動かしつつ、ゆったりと過ごす。ジムは忙しい時期はなかなか行けないが、「週1回が目標」と定期的に行くようにしている。
また、中村さんが今、一番気になるファッションアイテムは「デニムは今年、すごくハイウエストの、ハイライズのような昔の形がはやっていますね。以前ならまさかこんなウエストの高いのって思いましたけれど、それがすごくはやっていますし、可愛いなと思っているので、今はデニムが気になります。形としては以前はスキニーが多かったんですけれど、最近はワイドっぽい、昔でいうパンタロン的なものがあったりして、いろんな種類のデニムを集めるのが楽しいです」と話した。
◇20代はとにかくがむしゃらに
現在、幅広く仕事をしている中村さん。10年後はどうなっていると思うかと質問すると、「今年29歳なので、10年後は39歳……。想像つかないですけれど、今やっといろいろできるようになって、そこまで余裕はないんですけれど、20代はとにかくがむしゃらにやろうと思っています。それで、30代の途中ぐらいまで、もう少し自分のやりたいことが見えてくるまで、いろいろなことに挑戦させていただきたいですね。その中で、もう少し自分が納得できるところまでやってみて、そして39歳になったらさすがに私も家族ができていたらいいなとは思います」と目を輝かせる。
そして将来、家族に「この『ファインディング・ドリー』のDVDを見せたいですね」と思いをはせていた。
◇女性が輝く秘訣は「前向きにやりたいことを見つける」
最後に、女性がずっと輝き続けられる秘訣(ひけつ)を聞くと「今はあまり男女関係なく、女性もお仕事して活躍されているので、やっぱり、自分に甘えず、希望をいつまでも持ち続けて、やりたいことをできる環境を作ることですかね。前向きにとらえて楽しいものを見つけるというか、何事も前向きに頑張っていったらいいんじゃないでしょうか」とメッセージを送る。
中村さん自身も前向きな性格だといい、「もちろんアップダウンはありますけれど、基本的には寝たら忘れるようにして、また次の日頑張ろうというふうにしています」とはつらつとした笑顔を見せた。
<プロフィル>
1987年9月17日生まれ、東京都出身。「andGIRL」「BAILA」でレギュラーモデルを務めるなどファッション誌で活躍するほか、女性ターゲット商品のCMでもおなじみ。2015年からはドラマ出演するなど活躍の幅を広げている。現在、フジテレビ系で毎週木曜午後10時放送の「営業部長 吉良奈津子」に今西朋美役で出演中。