結婚披露宴の前に撮影に応じた片岡愛之助さん(左)と藤原紀香さん
歌舞伎俳優の片岡愛之助さんと女優の藤原紀香さんが28日、帝国ホテル(東京都千代田区)で結婚披露宴を挙げた。会見を行った愛之助さんは、紀香さんへのプロポーズを「結婚指輪の中に刻みました」と語り、「吾が妻おもう来世までも」というメッセージを刻印したことを明かした。
会見は、代表して愛之助さんのみが出席。今年3月に紀香さんと行った結婚会見では、プロポーズの言葉を質問された際、愛之助さんが「正式にはまだしていない」と話したことから、この日も報道陣から、その後の進展を聞かれると、「あはは、よく覚えてらっしゃいますね」と照れ笑い。「気の利いたことなんてあまり思い浮かばなくて。なんだろうなと思っていたときにふっと思いついて」と2人の結婚指輪に同じ言葉を刻んだことを明かした。
結婚指輪は、今月23日に京都の賀茂別雷(かもわけいかづち)神社(通称・上賀茂神社)で行った挙式で指輪を交換した際に初めて渡したといい、紀香さんも「すごく喜んでました」と笑顔。会見後には、華やかな色打ち掛け姿の紀香さんも登場し、カメラマンのリクエストに応えて、2人はにかみながら結婚指輪を披露した。
挙式で白無垢姿を披露した紀香さんは、この日の披露宴の衣装となる紫の大振袖姿で報道陣の前に登場。挙式の白無垢とともに、京都の本手描友禅作家・秋山章さんが手がけ、末広がりの扇に、愛之助さんの紋であるイチョウなどが配された豪華なデザインで、お色直しも和装で統一しているという。
披露宴には、歌舞伎・芸能関係者など約600人が出席。司会は徳光和夫さん、媒酌人は松竹の迫本淳一社長夫妻、祝辞は同社の大谷信義会長、乾杯のあいさつは坂田藤十郎さんで、京都・祇園の芸妓たちによる手打ちも披露された。会見には、ムービー18台、スチール20台、報道陣は約100人が集まった。