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東京国際映画祭:オープニングに安倍首相 シン・ゴジラで「総理と官房長官が…」自虐?あいさつ

 アジア最大級の映画祭「第29回東京国際映画祭TIFF)」が25日に六本木ヒルズ(東京都港区)などで開幕。EXシアター六本木で行われたオープニングセレモニーには、安倍晋三首相がゲストで登場し、「話題の『シン・ゴジラ』も上映されるようです。妻からもずいぶん勧められました」といい、「前半に総理大臣は官房長官と一緒に死んでしまう。(安倍内閣の)萩生田(光一)官房副長官がやけに、『あれは本当に参考になりますよ』と勧めるなと思ったら、官房副長官がずいぶん活躍する映画だそうで。私もぜひ見てみたい、と思っております」と自虐気味のジョークを交えてあいさつした。

 セレモニーは、同映画祭のオープニング作品「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」(スティーブン・フリアーズ監督)の上映前に開かれ、主演のメリル・ストリープさん、映画祭のミューズを務める女優の黒木華さん、ブリランテ・メンドーサ監督、行定勲監督、ソト・クォーリーカー監督や各部門の審査員、安倍首相、世耕弘成経済産業相らが出席した。

 TIFFは、1985年にスタートし、今年で29回目を迎えるアジア最大級の映画祭。今年のオープニング作品は、ストリープさんがソプラノ歌手を夢見る女性を、その夢を支える夫役をヒュー・グラントさんが演じる「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」、クロージング作品は松山ケンイチさんが伝説の棋士、村山聖を演じた「聖(さとし)の青春」(森義隆監督)で、岩井俊二監督や細田守監督の特集上映も行われる。

 また、歌舞伎俳優の尾上菊之助さんによる女方舞踊&弁士・生演奏付き上映「歌舞伎座スペシャルナイト」や行定勲監督らが一つのテーマの下にオムニバス映画を共同製作する「アジア・オムニバス映画製作シリーズ 『アジア三面鏡』」、青少年を対象・テーマとした新部門・ユース部門(TIFFチルドレン/TIFFティーンズ)、アニメイベント「TIFFアニ!!」 、六本木ヒルズアリーナでの野外上映「東京国際映画祭 Cinema Arena」なども実施。映画祭全体の上映作品は203作品に上る。11月3日まで。

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