自身のリラックス法について語ったマイコさん
2017年1月4日から2月4日までシアタークリエ(東京都千代田区)で上演される舞台「お気に召すまま」で、シェークスピア作品に初挑戦する女優のマイコさん。舞台では、30~40分前からみっちりとアップをしてけいこや本番に臨むというが、休日の過ごし方は一転、「極力外へ出たくない。家でゴロゴロ……です」と笑顔で語る。多忙な中で、自身のペースを上手に保って輝き続けているマイコさんに美の秘訣(ひけつ)を聞いた。
◇リラックス法は「家でゴロゴロ」
「家でゴロゴロ」はずっと変わらないマイコさんのリラックス法だという。理由を聞くと、「現場はとにかく刺激が多いので。心が疲れてくると自然を求める自分がいて、そこでバランスを保っています」と笑う。自分へのご褒美は「チョコレートが好きです」といい、外には出ないというが、「甘いもののためだったら、頑張ってコンビニ、もうちょっと頑張ったらデパ地下まで行けるかも」と笑顔で語った。
舞台をやっている期間は特に大事だというゴロゴロする時間。「人それぞれのリラックス法がありますよね。私は休みだからそ、『ゴロゴロしてやる』って気合を入れます」とマイコさんは力を込める。「休みの日にしっかりと予定を入れる人もいますが、私は全くやりたくない」という。
◇「丁寧に生きること」が人生のテーマ
そんなふうにマイペースを保ち続けるマイコさんの人生のテーマは、「ここ何年か決めているテーマで、できているか分からないのですが、『丁寧に生きること』。朝ドラ出演の時に、中原淳一さんの本に感銘を受けました」と語る。「どうしても、忙しくてせかせかすると、わーってなってしまうタイプ」と自己分析し、「早く起きて時間に余裕を持つ、自分の身の回りを丁寧に扱うようにしています」と明かした。
普段の生活で習慣として行っていることは「半身浴とバレエ、あとは、夜にヨーグルト食べることですね。ナッツとかグラノーラなどをいただいて、入れてみたらおいしかった。マヌカハニーなども入れています」という。料理も「得意とはいえないんですが、レシピ通り丁寧に作るので、ドライカレーは間違いなくおいしくできます」とにっこり。隠し味にインスタントコーヒーを入れるといい、「祖母にも作ったんですけれど、おいしいと喜んで食べてくれました」とうれしそうに語る。
◇憧れる女性像は
丁寧に生きることで魅力を放つマイコさん。女性が年を重ねてもずっと輝き続けるために必要だと思うことは「好奇心。どんな小さなことでも、興味を持つということですかね」と自身の考えを語る。「60代、70代の生き生きしている方を見ると、何かしら趣味などを持っている人が、日々張り合いもあるのではないかと思います」と理想の年の取り方に思いをはせる。
そんなマイコさんの10年後は? 「41歳、芯はしっかりとしていて、一生懸命だけど、上手な力の抜き方のできる大人になっていたい」と語る。出産については「どうなんでしょうね。子どもがいたらうれしいですけれど、全く想像が付かないですね。元気に笑っていられるといいですね」といい、「女優は続けていたい。10年後も変わらずに、どんな小さなことでも挑戦し続けたい」と前を向いた。
<プロフィル>
1985年3月15日生まれ。2008年の映画「山のあなた~徳市の恋」で女優デビュー。09年は「カフーを待ちわびて」「山形スクリーム」「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」と立て続けに映画に出演する。10年は映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のほかNHK大河ドラマ「龍馬伝」では語り部の岩崎弥太郎の妻・喜勢役でドラマデビューを果たした。また、その後もドラマ「新参者」(TBS系)にレギュラー出演。11年はNHK連続テレビ小説「おひさま」に相馬(秦野)真知子役で出演。11年に、舞台「8人の女たち」で舞台デビュー、14年と16年に舞台「ガラスの仮面」にも出演。17年1月の「お気に召すまま」でシェークスピア作品に初挑戦する。