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彼女がキレイな理由:有村架純さん 野菜をたくさんとって「疲れない体に」

 女優の有村架純さんが出演した映画「3月のライオン」(大友啓史監督)が前編(18日公開)・後編(4月22日公開)の2部作で上映される。将棋を題材にした人気マンガを実写化した映画の中で有村さんは、プロ棋士を目指していたが父にあきらめさせられ複雑な感情を抱いている気性の激しい女性、香子役を体当たりで演じている。今作のほかにも今年は映画の公開待機作が2作、また4月からはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロインを務めるなど多忙を極める有村さんに、健康や美容へのこだわりなどについて聞いた。

 ◇プライドが高く気性の激しい役どころ

 映画は、羽海野(うみの)チカさんの人気マンガを実写化。ある日、同じ下町に住む川本家の3姉妹と出会った高校生のプロ棋士の零が、数々の対局と人々との交流を通じて、棋士として、人として、成長していく姿が描かれる。主人公・零を神木隆之介さんが演じるほか、倉科カナさん、染谷将太さん、清原果耶さん、佐々木蔵之介さん、加瀬亮さん、伊勢谷友介さん、前田吟さん、中村倫也さん、奥野瑛太さん、新津ちせちゃん、豊川悦司さんらも出演する。有村さんが演じる香子は、豊川さんが演じるプロ棋士・幸田柾近の長女で、プライドが高く気性が激しい性格の役どころだ。

 ◇多忙な中でも筋トレ、ストレッチ…

 有村さんは忙しい日々の中でも「なるべく体を動かせるときには動かすようにしていて、筋トレとか、ストレッチとかランニング、ウオーキングとか、時間を見て合間にやっていますね」と明かす。他には「食事管理もするようにしていて、なるべくビタミン、たんぱく質をとれる食事を中心にしています」と気を使っている。

 野菜もとるようにしており、「たくさん食べますね。パプリカとかブロッコリー、あと葉っぱ類とか。ブロッコリーはゆでたりして食べています」という。ちなみに最近作った料理でおいしかったものは「生ハムを細かく切ってユッケにしたら意外とおいしくできました」と笑顔で語る。

 お米も好きだが、「急に炭水化物をとると眠くなっちゃうので、最近はちょっと控えていて。ダイエットというよりもなるべく疲れない体にすることを今はやっていますね」といろいろと考えながら食べるようにしているという。

 普段、食事以外で気を付けていることは「あとは気持ちの問題だと思うので、できるだけ自分でカバーできる範囲でやることというのは、ストレスをためないようにするということですかね」とほほ笑んだ。

 ◇性格を自己分析すると…

 柔らかい雰囲気の中に芯がしっかりしている印象がある有村さん。自分の性格を自己分析すると? 「自分のペースはあるんだろうな、とは思います(笑い)。あまり周りに流されたりしないかもしれないですね」としっかりと自分の考えを持っている。「でも、もちろん人からのアドバイスだったり意見は聞きますけれど」と柔軟な姿勢も持ち合わせている。短所は「頑固なところはあると思います。あと、あまり器用ではないですね。物事に対して」と自己分析する。

 今年は映画の公開が今作も含めて3本、また主演するNHK連続テレビ小説「ひよっこ」も4月3日にスタートする。「今年は、2016年に温めたことがいろいろと旅立っていく年なので、いい方向に向いたらいいなあとほのかに思っています。(今後の自身の活動の)背中を押してもらえるような年になればいいなあと思いますね」と前を向いた。

 次回は18日に前編が公開される映画「3月のライオン」での演技についてや、女優の仕事について聞く。

 <プロフィル>

 ありむら・かすみ。1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。2010年に女優デビュー。13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で人気を博し、「映画ビリギャル」(15年、土井裕泰監督)で、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞。さらに同作と「ストロボ・エッジ」(15年、廣木隆一監督)でブルーリボン賞を獲得する。そのほか主な出演作は、声の出演の「思い出のマーニー」(14年、米林宏昌監督)、「アイアムアヒーロー」(16年、佐藤信介監督)、「僕だけがいない街」(16年、平川雄一朗監督)、「何者」(16年、三浦大輔監督)など。公開待機作に「関ケ原」(17年、原田眞人監督)、「ナラタージュ」(17年、行定勲監督)がある。4月から放送のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で主演を務める。

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