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木村佳乃:出演ドラマ「僕のヤバイ妻」が脚本賞受賞 “ヤバ妻”役は「遊びました」

 女優の木村佳乃さんが20日、東京都内で行われた、テレビドラマの新進脚本家を表彰する「第5回市川森一脚本賞」の授賞式に出席。木村さんが出演した連ドラ「僕のヤバイ妻」(関西テレビ、フジテレビ系)の脚本家・黒岩勉さんが同賞に選ばれ、木村さんは黒岩さんに花束を贈った。ドラマで夫を殺害しようとする妻の真理亜を演じた木村さんは「(黒岩さんの脚本は)起承転結が面白くすごいなって思って読んでいました。真理亜をどう演じようかドキドキわくわくでした。いろいろ演技で遊んでしまいました」と振り返った。

 「僕のヤバイ妻」は伊藤英明さん演じる、妻を殺そうとした夫が想定外の誘拐事件に翻弄(ほんろう)され、貞淑だと思っていた妻の恐ろしい正体が徐々に明らかになり、追い詰められていく……というサスペンス。

 木村さんは、黒岩さんと初めて会ったときのエピソードとして「実際にお会いしたときに、優しそうな方でびっくりした。“ヤバイ妻”を書く方はドロドロとした方だと思っていた(笑い)」と話し、笑いを誘った。

 受賞した黒岩さんは「『僕のヤバイ妻』は僕一人で作ったものではありません。キャスト、スタッフ皆さんのおかげです。みんなで夜遅くまで作った作品。賞をいただき光栄です」と涙をこらえながら、喜んだ。ドラマについては「役者さんの力がすごくて、すべてが面白かったです。役者さんの(演技の)引き出しをこれほど体験できたドラマはありませんでした。(毎週でき上がった作品を見て、脚本で書いた)キャラクターが勝手に動き出すってこういうことなのかと感じました」と語った。

 「第5回市川森一脚本賞」は、市川森一脚本賞財団が主催で、2013年から開始し、今回で5回目。前年度の1~12月に国内で放送されたテレビドラマを対象とし、現役のプロデューサーとディレクターが選考した。

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