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木下優樹菜:「人は人、自分は自分」ユッキーナ流の育児とは 夫・フジモンとは「よくけんかする」 

 2児の母で、お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史(フジモン)さんを夫に持つタレントの木下優樹菜さん。ユッキーナの愛称で親しまれ、“ママタレ”としても活躍している。このほど劇場版アニメ「映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界」(公開中)で、ゲスト声優を務めた木下さんに、作品の魅力や子育て、結婚生活などについて聞いた。

 「かみさまみならい ヒミツのここたま」は、2015年10月からテレビ東京系で放送中のアニメ。ちょっと不器用で優しい小学5年生の四葉こころと、こころが大切にしている色鉛筆など、さまざまなアイテムから生まれた“モノのかみさま”のここたまたちとの交流を描いている。劇場版が制作されるのは今作が初めてで、一人前になったここたましか行けない「ここたま界」を舞台に、ここたまたちが冒険を繰り広げる。木下さんは、劇中でここたま界の「ハッピースターおくろう課」メンバーのハピピナを演じている。

 ◇「ここたま」は教育に役立つ

 木下さんは、藤本さんと2010年に結婚。12年8月に長女の莉々菜(りりな)ちゃん、15年11月に茉叶菜(まかな)ちゃんを出産している。木下さんは、プライベートで藤本さんと長女で“ここたまごっこ”をして楽しむほど今作の大ファンだといい、ゲスト声優としての出演を藤本さんと子供たちに報告したところ「喜んでくれたのですが、一瞬だけでしたね。『ママだけずるい』って言われました(笑い)」と振り返る。

 木下さんというとハスキーな声が特徴的だ。「小学校3年生ぐらいから、ずっとこの声なので私で大丈夫かなって思いました。家で練習をしていたら、旦那に『もうちょっと声(のトーンを)上げなよ』とか、アドバイスというかダメ出しをされました(笑い)。でも(普段の自分の声より)気持ち高くなっていると思います」と語った。ここたまは“モノのかみさま”がテーマ。「『ここたま』は、娘たちにモノを大切にしないとだめだよって教育できるので、本当に助かっています」と笑顔を見せた。

 ◇ユッキーナ流・育児のポリシーとは 4歳の長女は平仮名の書き取り特訓中

 木下さんは「人様に迷惑をかけてはいけない。他人に嫌な思いをさせないということ以外、子育てに正解はないと思っています」といい、「育児に関する雑誌などがあり、参考にするにはとてもいいと思いますが、子供たちは一人ずつ違う人間。人は人、自分は自分というのを大切にしています」と自身の育児のポリシーを語る。

 「育児でチャレンジしていること」を聞くと、「長女が5歳になるので、母親と父親として言葉使いに気をつけています。自分で言うのもあれですが、なるべく汚い言葉使いはしないようにしています」と明かす。

 また「子供たちが今、挑戦していること」については、「長女は平仮名の書き取り。絵本を読むのが大好きで、毎晩3冊読んであげないと寝ないんです。親に読んでもらわなくてもいいように。お風呂に入りながら問題を出したり、教えてあげています」と教育熱心な一面も明かした。

 育児の合間にするリラックス法は「これまで、いろいろな方法を試しました。子供を預けてゆっくりするというのは私に合いませんでした。娘たちを寝かしつけた後に、何もやることがなかったら、一人でもう一度、湯船につかり直したりします。それと、仕事に行くことが息抜きになっています。(子供を)スクールに預けている間に、いつも着られないような洋服を着たり、ヒールを履いたりすることかな」と声を弾ませた。

 「顔以外は理想的」という夫の藤本さんとは「よく、けんかしますよ(笑い)。我慢しないで言いたいことを言わせてもらっています」と明かしながら、「でも旦那は、基本的に全部を受け止めくれています。文句を言いながらもいろいろとやってくれるんですよね。すごく助かっています」と明るい表情で夫婦円満の秘訣(ひけつ)話した。

 <プロフィル>

 きのした・ゆきな 1987年12月4日生まれ。東京都出身。2007年に「三愛水着イメージガール」を務め、芸能界デビュー。その後、バラエティー番組で活躍し注目を集めた。

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