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今週シネマ:15、16日公開の映画「エイリアン:コヴェナント」「民生ボーイと狂わせガール」…

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。15日には、SF映画の金字塔「エイリアン」(1979年)と、その後に続くシリーズの“エピソード・ゼロ”に当たる「エイリアン:コヴェナント」(リドリー・スコット監督)が公開。16日には、俳優の妻夫木聡さんとモデルで女優の水原希子さんが、ラブラブカップルを演じたコメディー「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」(大根仁監督)が公開される。

 「エイリアン:コヴェナント」は、第1作「エイリアン」の20年前にあたる2104年。人類初の宇宙移住計画を進めるため、乗組員15人と男女2000人の入植者、そして約1000体の胎芽を乗せたコヴェナント号は、惑星オリガエ6を目指していたが、途中、事故が発生し、船体が損傷する。ダニエルズ(キャサリン・ウォーターストンさん)をはじめとする乗組員とアンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダーさん)が修復作業を行う中、謎の電波を受信したコヴェナント号は航路を変更、発信元の惑星へ向かう。

 シリーズの生みの親であるスコット監督がメガホンをとり、エイリアン誕生の秘密が解き明かされていく。もはや見慣れてしまった感のあるエイリアンだが、今作では“ネオモーフ”なる新種のエイリアンを登場させ鮮度アップを図っている。新旧2体のアンドロイドを演じたファスベンダーさんの“一人二役”にも注目だ。

民生ボーイと狂わせガール」は、渋谷直角さんの人気マンガが原作。ミュージシャンの奥田民生を崇拝するコーロキ(妻夫木さん)は、おしゃれライフスタイル雑誌の編集部に異動し、タイアップ先のファッションブランドの美人プレス、天海あかり(水原さん)に一目ぼれする。コーロキには高根の花に思えたが、意外にも2人は意気投合し付き合うことになるが……というストーリー。

 妻夫木さん扮(ふん)する純朴な雑誌編集者が、水原さん演じる超美人のファッションプレスに翻弄(ほんろう)されまくる姿は、途中から笑いを通り越して痛々しくすら映る。コーロキの心情にマッチした奥田民生さんの楽曲も“聴きどころ”だ。

 そのほか16日には、2005~06年に放送されたテレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の新たな劇場版3部作の第1弾となる「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」(京田知己総監督)が公開される。

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