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山田涼介:実写版ハガレンを「世界で愛される作品に」 TIFFオープニング作

 25日に開幕したアジア最大級の映画祭「第30回東京国際映画祭TIFF)」のオープニングセレモニーが同日、EXシアター六本木(東京都港区)で行われた。セレモニーは、同映画祭のオープニング作品「鋼の錬金術師」(曽利文彦監督、12月1日公開)の上映前に開かれ、主演で人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんが、共演の本田翼さんらとともに登場。山田さんは今作について「日本の皆さんだけでなく、世界中の皆さんに愛していただける作品になったんじゃないかなと思っています」と力強く語った。

 映画は、荒川弘さんの人気マンガを実写化した作品で、山田さんは「(原作マンガを)世界中の皆さんが好きな理由って、もちろんアクションとかたくさんあると思うんですけど、日本の魂みたいなものが、そこにブレずにあるからじゃないかなと思ってます」と魅力を語った。今回の実写映画を「映像だけじゃなく、内容も濃い、すてきな作品になってます」とアピールしていた。

 オープニングセレモニーには、映画祭アンバサダーの橋本環奈さんや、期間中に出演作が特集される安藤サクラさん、蒼井優さん、満島ひかりさん、宮崎あおいさんの4人も登場。そのほか、オープニングスペシャル作品の「空海-KU-KAI-」(チェン・カイコー監督)で主演を務める染谷将太さん、コンペティション部門の審査委員長を務める米俳優のトミー・リー・ジョーンズさんらが出席した。

 「TIFF」は、1985年にスタートし、今回で30回目を迎えるアジア最大級の映画祭。オープニング作品は、邦画では10年ぶり、日本のマンガ原作の映画としては史上初となる「鋼の錬金術師」、クロージング作品は、アル・ゴア元米副大統領が地球温暖化問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー「不都合な真実2:放置された地球」(11月17日公開)に決定している。

 そのほか、怪獣映画「ゴジラ」シリーズ第1作(1954年公開)をフルオーケストラによる演奏とともに全編上映する特別企画「『ゴジラ』シネマ・コンサート」も開催する。また劇場版アニメ「君の名は。」で知られる新海誠監督作品のオールナイト上映や、素潜りダイバーのジャック・マイヨールを追ったドキュメンタリー映画の上映なども実施する。

 映画祭は、六本木ヒルズ(東京都港区)ほかで11月3日まで開催。

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