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吉永小百合:主演映画の舞台あいさつで5年ぶり生歌唱 岸部一徳と初セッション

 女優の吉永小百合さんが4日、東京都内で行われた主演映画「北の桜守(さくらもり)」(滝田洋二郎監督、3月10日公開)の完成披露試写会の舞台あいさつに登場し、主題歌「花、闌(たけなわ)の時」を生歌唱した。吉永さんが公の場で歌うのは、2012年10月に行われた映画「北のカナリアたち」の完成披露の舞台あいさつ以来、約5年ぶり。吉永さん、共演の岸部一徳さん、コーラスのメンバーらがステージに設置された桜の木をバックに観客2000人の前で歌を披露し、美しい歌声が会場内に響くと、大きな拍手が起こった。

 この日は、同曲の作詞・作曲をした歌手の小椋佳さん、コーラスをしているロックバンド「99RadioService」のHoriuchi Koheiさん、二人組ユニット「Bitter & Sweet」の田崎あさひさん、長谷川萌美さん、元「アップアップガールズ」の仙石みなみさんがステージに登場。吉永さん、岸部さんと一緒に主題歌を歌った。舞台あいさつには、共演の篠原涼子さん、堺雅人さん、滝田監督も出席した。

 岸部さんが公の場で歌唱するのは、13年12月に行われた、グループ・サウンズ「ザ・タイガース」の復活コンサート以来、約4年ぶりで、吉永さんと岸部さんがセッションするのは初めて。舞台あいさつの前に開かれた会見で、吉永さんは岸部さんとのセッションについて「サリーさん(ザ・タイガース時代の岸部さんのニックネーム)と一緒に歌えるなんて夢のようでドキドキしています」と語り、岸辺さんは「今年の正月のほとんどは歌詞を覚えるのに費やした。吉永さんと並んで歌えるなんて夢のよう」と語っていた。

 映画は、吉永さんの映画出演120本目となる作品で、吉永さんが主演で北海道を舞台にした映画「北の零年」(2005年)、「北のカナリアたち」(12年)に続く、“北の3部作”の最終章となる。物語は、1945年のソ連侵攻で南樺太から北海道の網走へと脱出した江蓮てつ(吉永さん)は、厳しい生活に耐えながらも息子2人を育て上げ、夫を待ちながら暮らしていた。その後、米国で成功した次男・修二郎(堺さん)が帰国。息子夫婦と札幌で暮らし始めたてつだったが、戦禍によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥っていた。そんなある日、てつが突然姿を消して……というストーリー。

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