映画「嘘を愛する女」の一場面 (C)2018「嘘を愛する女」製作委員会
今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。19日には、英国の児童書を映画化しヒットした「パディントン」(2014年)の続編「パディントン2」(ポール・キング監督)、「インデペンデンス・デイ」で製作・脚本を担当したディーン・デブリンさんが監督を務める「ジオストーム」が公開。20日には、女優の長澤まさみさん主演の「嘘を愛する女」(中江和仁監督)が公開される。
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「嘘を愛する女」は、大手食品メーカーで活躍する川原由加利(長澤さん)には、一緒に住むようになって5年目となる研究医の恋人、小出桔平(高橋一生さん)がいる。ある夜、自宅に警官がやって来る。桔平がくも膜下出血で倒れ、意識不明で発見されたという。さらに警官は驚くことを由加利に告げる。桔平の持っていた運転免許証や医師免許証は全て偽物で、名前すらうそだというのだ。由加利は私立探偵の海原匠(吉田鋼太郎さん)と共に桔平の素性を調べ始める……いうストーリー。愛する恋人のすべてがうそだったことを知った女性が、恋人の過去を探っていく中で、真実と自らの内面に向き合うことになる異色のラブストーリーが描かれる。ミステリアスな内容もさることながら、長澤さんや恋人役の高橋さんらの演技に魅了される。
「パディントン2」は、すっかりロンドンっ子になったクマのパディントンが、おばさん孝行しようとしたところ、落ち目の俳優にはめられて無実の罪を着せられるというストーリー。英俳優のヒュー・グラントさんが演じる敵役を相手に、パディントンがスピーディーなアクションで大奮闘する。物語もアクションも、前作よりスケールアップ。パディントンはぬれぎぬを着せられて、刑務所に入れられてしまい、ブラウン一家と共に真犯人を追う。おなじみのスーツケースが大活躍。敵を追って暴走する汽車から飛び移るシーンでは、ケースの中の微妙な道具によって、ハラハラ、ドキドキが倍増する。日本語吹き替え版では、俳優の松坂桃李さん、古田新太さん、斎藤工さん、三戸なつめさんらが声を担当した。
「ジオストーム」は、気象コントロール衛星の暴走が引き起こす「超異常気象」を描いたディザスタームービー。世界中が度重なる自然災害に悩まされている中、全世界の天候を制御する気象コントロール衛星が開発され、世界の天候は完璧に管理されていた。だが運用から約3年のある日、衛星が暴走を始め、アフガニスタンや香港、東京、インドなど世界中で災害が発生。地球滅亡を阻止するために科学技術者のジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラーさん)は、弟で国務省に勤めるマックス・ローソン(ジム・スタージェスさん)と協力し、衛星プログラムの異常を解決するため宇宙ステーションへと旅立つが……というストーリー。日本語吹き替え版では主演のジェイク役の声を俳優の上川隆也さん、マックス役を山本耕史さん、マックスの恋人で女性シークレット・サービスのサラ(アビー・コーニッシュさん)を声優初挑戦のお笑いタレント、ブルゾンちえみさんが演じている。
そのほか、人気マージャンマンガ「咲-Saki-」の外伝を、桜田ひよりさんらで実写化した映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」(小沼雄一監督)が20日に公開される。
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