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「第41回日本アカデミー賞」の授賞式が2日、東京都内で開かれ、映画「彼女がその名を知らない鳥たち」(白石和彌監督)で蒼井優さんが最優秀主演女優賞を受賞した。同賞を初受賞した蒼井さんは「ありがとうございます……。何でしょう、びっくりしています」と涙ながらにあいさつした。 蒼井さんは「この映画を撮っているとき、映画の現場に入れてよかったなって思ったんです。こんな大きな賞をとれて恐縮しています」と今作への思いを語ると、「もうすぐ新学期が始まりますが、もし学校がつらい方とか、新しい生活をどうしようかと思っている方は、映画館に来ていただきたいなと思います。映画館ってよくないですか? 私本当に好きなんです。みんなで一緒に映画界を盛り上げて行きたいと思います」とコメントした。
映画は、作家の沼田まほかるさんの同名小説(幻冬舎)が原作。8年前に別れた男・黒崎(竹野内豊さん)を忘れられない十和子(蒼井さん)は、今は15歳上の男・陣治(阿部サダヲさん)と暮らす。地位もお金もない陣治を嫌悪しながらも、彼の稼ぎで日々を過ごす十和子は、ある日、黒崎の面影を感じさせる妻子ある男・水島(松坂桃李さん)と関係を持つ。そんな中、家を訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明」と知らされる。十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではとおびえ始める……というストーリー。
同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で行われる。
優秀主演女優賞は次の通り(敬称略)。
蒼井優「彼女がその名を知らない鳥たち」▽新垣結衣「ミックス。」▽土屋太鳳「8年越しの花嫁 奇跡の実話」▽長澤まさみ「散歩する侵略者」▽吉高由里子「ユリゴコロ」