連続ドラマ「コンフィデンスマンJP」第1話のシーンカット=フジテレビ提供
女優の長澤まさみさん主演の“月9”ドラマ「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系、月曜午後9時)が9日スタートする。「コンゲーム」(信用詐欺)をテーマにした作品で、一見、平凡そうで善良そうな姿をした信用詐欺師の主人公・ダー子(長澤さん)、ボクちゃん(東出昌大さん)、リチャード(小日向文世さん)が、壮大かつ奇想天外な計画で欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る……という“痛快エンターテインメントコメディー”。長澤さんが“月9”に主演するのは、2007年4月に放送された山下智久さんとダブル主演の「プロポーズ大作戦」以来約11年ぶりで、単独では初めて。
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長澤さん演じるダー子は、常識外れの計画でターゲットからお金を奪おうとするリーダー的存在。天才的な知能と抜群の集中力で、難解な専門知識も短期間でマスターできる才能を持つが、無軌道な性格で天然。“ハニートラップ”は不得意だが、ありとあらゆる業界のさまざまな職業人に扮(ふん)し、ターゲットの懐に入り込む。劇中では、キャビンアテンダントや秘書、海外の大物女優など、“七変化”以上にさまざまな職業人になりすますダー子が登場するといい、長澤さんの変幻自在な“コスプレ”にも注目だ。
東出さんが演じるボクちゃんは、詐欺稼業から足を洗い、まっとうに生きたいと考えているが、いつもダー子に丸め込まれてしまう小心者。だますことは得意だが、お人よしなため、だまされることも多い。小日向さん扮するリチャードは、変装の腕は超一流。生まれながらの品の良さを武器にどんな職業人にでもなりすまし、あの手この手で巧みに相手をだます……というキャラクター。
脚本は連続ドラマ「リーガル・ハイ」シリーズや映画「ALWAYS 三丁目の夕日」「ミックス。」などの古沢良太さんが担当。初回に江口洋介さん、第2話に吉瀬美智子さんなど、毎回豪華ゲストが出演する。
初回は30分拡大。ダー子がターゲットとして目を付けたのは、公益財団「あかぼし」の会長・赤星栄介(江口さん)。赤星は、表の顔は文化芸術やスポーツの振興、慈善事業に勤しむ名士だが、その裏では経済ヤクザとして暗躍し、日本のゴッドファーザーとも呼ばれる男で、何よりも仲間を大切にし、赤星のファミリーは、鉄の結束で結ばれているとも言われている。
国税庁からマークされている赤星が、莫大(ばくだい)な現金資産を海外に持ち出そうともくろんでいると推測したダー子は、貨物船舶の船長に扮したリチャードを赤星に接触させる。しかし、正体がばれてしまったリチャードは、瀕死の重傷を負い、病院に運ばれてしまう。詐欺師稼業を辞め、ダー子の元を一度離れていたボクちゃんは、リチャードが入院したことを聞き、リチャードの敵を討つと決意。ダー子とボクちゃんは、赤星をだますために作戦を立てる……という内容。
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