映画「検察側の罪人」の一場面(C)2018 TOHO/JStorm
今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。24日に俳優の木村拓哉さんと人気グループ「嵐」の二宮和也さんが初共演した映画「検察側の罪人」(原田眞人監督)、元スタジオジブリの米林宏昌監督らが所属するスタジオポノックの短編アニメ集「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」、タカラトミーのミニカーブランド「トミカ」から生まれたテレビアニメの劇場版「映画ドライブヘッド~トミカハイパーレスキュー 機動救急警察~」(加戸誉夫監督)、25日に「月刊コミックアライブ」(KADOKAWA)で連載中のあっとさんのマンガが原作のアニメ「のんのんびより」の劇場版「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」(川面真也監督)が公開される。
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「検察側の罪人」は、「犯人に告ぐ」「クローズド・ノート」などの雫井脩介さんの同名小説が原作。エリート検事・最上(木村さん)と、「最上流正義の継承者」を自称し最上を師と仰ぐ若き検事・沖野(二宮さん)は、東京都内の殺人事件を担当。被疑者複数の中から最上が狙いを定めた松倉は、未解決殺人事件の重要参考人だった。沖野は厳しく松倉を取り調べるが、松倉が犯行を否認し続ける中で、次第に最上の捜査方針に疑問を抱き始めるようになり、ついに互いの正義を賭した戦いへと発展する……というストーリー。
沖野とコンビを組む検察事務官・橘役に吉高由里子さん、松倉役を酒向芳さんが演じ、松重豊さん、平岳大さん、大倉孝二さん、八嶋智人さんらも出演している。
「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」は、スタジオポノックの短編アニメーションプロジェクト「ポノック短編劇場」の第1弾。「カニーニとカニーノ」(米林監督、18分)、「サムライエッグ」(百瀬義行監督、16分)、「透明人間」(山下明彦監督、13分)の3編と、オープニング&クロージング(計7分)の映像で構成されている。
「カニーニとカニーノ」は米林監督初のオリジナルストーリーで、カニの兄弟の大冒険を描いたファンタジー。女優の木村文乃さんが主人公のカニーニ、鈴木梨央さんが弟カニーノを演じている。「サムライエッグ」は、卵アレルギーを持った少年シュンとその家族が懸命に生きる姿を描く。尾野真千子さんがママ、篠原湊大(そうた)君がシュンの声を担当。坂口健太郎さんも出演している。「透明人間」は、見えない男の孤独な闘いを描いたスペクタクルアクション。オダギリジョーさんが透明人間、田中泯さんが盲目の男の声を担当した。
「のんのんびより」は、全校生徒わずか5人の旭丘分校を舞台に、小学1年生のれんげらの日常を描いている。テレビアニメ第1期が2013年10~12月、第2期「のんのんびより りぴーと」が15年7~9月に放送された。れんげの「にゃんぱすー」という独特のあいさつも人気となった。
劇場版は、宮内れんげらが沖縄旅行を楽しみ、沖縄でも緩やかな日常が描かれる。デパートの福引で特賞の沖縄旅行券を当てた旭丘分校の面々が、夏休みを利用して沖縄旅行に出かけることになる。れんげたちは水着で海水浴をしたり、シュノーケリングを楽しんだり、沖縄を満喫する。新キャラクターとしてれんげたちが宿泊する民宿の看板娘の新里あおいも登場。あおいは、越谷夏海と同じ中学1年生で、あおいと交流する中で、夏海に少しだけ変化が見えるところも見どころとなる。
「映画ドライブヘッド~トミカハイパーレスキュー 機動救急警察~」は、小学生の車田ゴウらは、車から救急警察ロボットに変形するドライブヘッドのドライバーとして活躍していた。ある日、機動救急警察が謎の少年テラに襲われる。テラの正体は、悪の人工知能が乗り移ったアンドロイド。その強力なエネルギーが原因で、ゴウたちはドライブヘッドを操縦できなくなってしまう……というストーリー。
藤原夏海さん、國立幸さん、真堂圭さん、三澤紗千香さんらテレビ版の声優キャストが集結。お笑いコンビ「トレンディエンジェル」も出演するほか、テラ役で内田真礼さん、ゲスト声優として俳優の伊藤健太郎さんが出演している。
このほかに、24日に日本でも大ヒットしたミュージカル映画「マンマ・ミーア!」(2008年公開)の10年後と、過去を描いた続編「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」(オル・パーカー監督)が公開される。
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