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スポーツ庁を表敬訪問した映画「走れ!T校バスケット部」に主演している志尊淳さん(右)と鈴木大地長官
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スポーツ庁を表敬訪問した映画「走れ!T校バスケット部」に主演している志尊淳さん(右)と鈴木大地長官

志尊淳:「スポーツしている女性はすてき」 主演映画でスポーツ庁訪問

 俳優の志尊淳さんが18日、主演映画「走れ!T校バスケット部」(古澤健監督、11月3日公開)とスポーツ庁とのコラボレーションが決まったことを受け、鈴木大地長官を表敬訪問した。志尊さんは、前日の心境を「生きているうちにスポーツ庁に入れるなんて、1ミリも思ってなかった。がちがちに緊張していました」と打ち明け、「僕は本当にスポーツが大好き。スポーツをしている女性はとてもすてきだと思います」とにこやかに語った。

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 実話に基づく映画で、懸命に部活動に打ち込むT校メンバーの姿をより多くの現役学生たちに届けたいという思いから今回のコラボが実現。ポスターも制作された。すでに映画を見た鈴木長官は「全編、涙が出るようなストーリー」と絶賛すると、志尊さんは「実はみんなバスケ経験がなく、撮影の2~3カ月前から集まって日々練習しました。初対面の人も多かったのですが、バスケでパスを回してシュートを決めるまでの過程をみんなで作ることによって、それがすごくコミュニケーションになって。言葉を交わさずとも、終わったあとにチームみんなが一丸となっている空気感を感じ、それがあったから、ここまでやれたのではと強く思いました」とスポーツを通して学ぶことがあったと振り返った。

 学生時代のスポーツ経験について、志尊さんは「剣道、水泳、野球、サッカー、ソフトボール、ボクシング、一番長く続けていたのは8年間続けた野球で、ポジションはキャッチャーでした」と明かし、「当時はすごく体が大きかったのですが、役者になるとなったときに18キロ痩せました」と衝撃の事実を告白した。志尊さんが、これまで「スポーツ抜きの生活はなかった」と感慨深げに話すと、鈴木長官は「我々は競技力向上だけでなく、健康増進、スポーツビジネス、スポーツによる地域の活性化、部活動や体育の時間にも取り組んでいます。志尊さんがスポーツを勧めてくれると、普段手が届かないような人も(スポーツに)興味を持ってくれる」と期待を寄せていた。

 映画は、松崎洋さんの小説が原作。中学時代にバスケ部のキャプテンで強豪校に進学した田所陽一(志尊さん)が、部内でいじめに遭い自主退学。「二度とバスケはしない」と誓い、通称T校と呼ばれる多田野(ただの)高校に編入し、ひょんなことから弱小バスケ部に入部したことをきっかけに仲間と共に成長していく姿を描く。早見あかりさん、西銘駿さん、佐藤寛太さん、鈴木勝大さん、戸塚純貴さん、YOUさん、椎名桔平さんらも出演している。

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