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宮沢りえ:声優に「尊敬と憧れ」 違いは「筋肉」で役者は「出てなんぼ…」

 女優の宮沢りえさんが24日、東京都内で行われた映画「ルイスと不思議の時計」(イーライ・ロス監督、10月12日公開)の日本語吹き替え版完成会見に登場。ケイト・ブランシェットさんが演じる“一流魔法使い”ツィマーマンの吹き替えを担当した宮沢さんは「私たち役者と声優さんの筋肉が違うんですよね。映像に合わせて自分の声を乗せるというか、表現になる。私たちは出てなんぼってところもありますからね。いつもやるたびに、声優さんたちへの尊敬と憧れが増していきます」と語った。

 この日はジャック・ブラックさん扮(ふん)するポンコツ魔法使いジョナサン役の声を担当した俳優の佐藤二朗さんも登場。同い年のブラックさんからのビデオメッセージに「ウソ!」と驚きつつも大興奮だった佐藤さんは「骨格なのか、体積なのか、他人とは思えない」とブラックさんに共感を寄せる一幕も。今回が洋画声優初挑戦となったが、自身の演技については「正直に言って僕はすごくいいと思いました」と自画自賛していた。

 「ルイスと不思議の時計」は、“ハリー・ポッターの原点”ともいわれているジョン・ベレアーズの書籍を映画化。両親を亡くした少年ルイスは、叔父であるジョナサンの古い屋敷に住むことになる。ジョナサンは、二流のポンコツだが、不思議な力を使える魔法使いだった。隣に住むきれいで優しいツィマーマンも魔女だが、こちらは一流。ルイスはそんな2人と時計がいっぱいの屋敷で不思議な暮らしを始める。ある日、屋敷に世界を破滅へと導く“時計”が隠されていることを知ったルイスは、2人の魔法使いと“時計”を探し出して謎を解き、世界を救うことができるのか……という内容。

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