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彼女がキレイな理由:篠原涼子さん 女性が輝き続ける秘訣は「夢を持っていること」 母としての理想像は?

 女優の篠原涼子さんが、東野圭吾さんのベストセラー小説を映画化した「人魚の眠る家」(堤幸彦監督)で、突然の事故により意識不明となった我が子を守り抜こうとする母親を演じた。篠原さんに女性がいつまでも輝き続ける秘訣(ひけつ)を聞くと、「常に夢を持っていること」と話し、自身も20代のころから「もっともっと」と自分を高め続けることを大事にしてきたという。今作についてや10年後の理想について聞いた。

 ◇演じる上で「その日の気持ちや精神を大切に」

 映画は、2人の子を持つ播磨薫子(篠原さん)が主人公。薫子は、会社を経営する夫・和昌(西島秀俊さん)と別居状態で、娘・瑞穂(稲垣来泉さん)の小学校受験が終わったら離婚することになっていた。ある日、娘がプールで事故に遭い、意識不明の状態に。回復の見込みがないまま眠り続ける我が子を前に、奇跡を信じる夫婦はある決断を下す。それによって次第に運命の歯車を狂わせていく……という展開。

 篠原さんは以前、薫子を演じ「この一つの作品で終わってしまうのはもったいないと感じるほどに、もっともっとこの役をやりたいと思った」と語っている。実際に演じる際は、「その日の気持ちや精神を大切にした」と話す。

 「このシーンを何回もやりたいと思うぐらい、どう絞ろうかなと思うぐらいでした。同じシーンもいろいろなバージョンがあるなと思いました」と振り返り、「ただ、やはり相手のの演技とセッションすることによって生まれるものもあるし、自分自身のその日のコンディションもあるので、そこを大事にした」とこだわりを語った。そうすることで、薫子という一人の女性のさまざまな面を演じることができたという。

 ◇美容の秘訣は…

 お芝居では感覚を大切にするという篠原さんは、オフの日のショッピングの際も「ピンと来る直感」で洋服などを選ぶことが多いという。今、気になるファッションアイテムはコートだといい、「可愛いコートがあったらいいなと」と目を輝かせる。どんな形や色にしたいかなどは事前に決めているわけではなく、普段から「ショッピングに行って気づかされることが多い」という。

 そんな篠原さんの美容の秘訣は「お水」。「水分をこまめにたくさんとることは20代のころから続けています。ミネラルウオーターを1日2リットルぐらいは、当たり前のようにとるようにしています。水分を多くとることで利尿作用あるので」と語る。篠原さんは、「飲みやすい」と感じる軟水の中でも「いろいろな銘柄を試している」という。

 水分摂取のように「(体の)内側をきれいにすることが好き」という篠原さん。そのため食べ物にも気を使い、「葉野菜とか生野菜をたくさんとる」ことを心がけているという。

 ◇女性がいつまでも輝き続けるために…

 20代は歌手としても活躍し、現在までさまざまな作品で魅力的な女性を演じてきた篠原さん。実生活では、妻であり2児の男児の母でもある。「女性が年齢を重ねても輝き続けるために大切なことは?」と聞くと、「夢を持っていること」と答えた。

 篠原さん自身、20~30代には「常に夢を持っていました」といい、「私たちの仕事は、見せる仕事ですし、認めてもらえるような仕事でなければいけない。いろいろな作品に携わる中で、もっともっと、もっともっとという気持ちを大切にしながらやらせていただいてきた」と振り返る。続けて、「夢を持っている人はキラキラしていると思いますし、そういう気持ちはすごく大切。自分の子供にも夢を持って成長してもらいたい」と語る。

 現在45歳の篠原さんに10年後、55歳の自分を想像してもらうと、母としては「子供と一緒にいろいろな話ができる、パートナーのような母親になっていたい」と話し、女優としては「いつも夢を持って、野心が強い人でいてほしいなと思います」と思いをはせていた。

 <プロフィル>

 しのはら・りょうこ 1973年8月13日生まれ、群馬県出身。90年に東京パフォーマンスドールのメンバーとしてデビュー。94年にリリースした篠原涼子with t. komuro名義のシングル「恋しさとせつなさと心強さと」が大ヒット。90年代後半から女優として本格的に活動し、2006年に連続ドラマ「アンフェア」で主演。その劇場版第1作「アンフェア the movie」(07年)で映画初主演を果たす。「ハケンの品格」(07年)、「ラスト・シンデレラ」(13年)、「オトナ女子」(15年)などのヒットドラマに多数主演。05年に俳優の市村正親さんと結婚。2児の母。

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