あなたにおすすめ
マックスマーラ:波瑠、柔道・阿部兄妹、内田理央、のん、ローラがドレスアップ! 8年ぶり公の場になった3児の母・加藤あいも
俳優の小池徹平さんが、ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系、金曜午後10時)の第2章のキーマンとして、16日放送の第6話から出演している。小池さんは、戸田恵梨香さん演じる尚と、ムロツヨシさん演じる真司に近づく松尾公平役で、第6話のラストでは、尚にキスする場面もあった。SNSでは、小池さんの“怪演”が「怖すぎ」などと反響を呼んでいるが、小池さんは「最高の褒め言葉だと思っている」と話す。小池さんに、ドラマに懸ける思いや、反響について聞いた。
ドラマは、若年性アルツハイマーを患う医師の北澤尚と、尚を支える元小説家・間宮真司の10年にわたる切ない純愛物語。「セカンドバージン」(NHK総合)などで知られる脚本家の大石静さんが手がけるオリジナル作品だ。公平は、尚と同じ病気を患う青年で、病気が分かった途端に妻に去られ、生きがいである保育士の仕事も失いそうになっており、孤独な療養生活を送っていたという役どころ。
◇公平の“狂気っぷり”に大反響 小池徹平「うれしい」
ドラマの放送前には、「今まで尚と真司が築き上げた関係を、僕が間に入って、いい感じにかき回すという……ステキな役です(笑い)。このドラマのスパイスになる役だと思っています」と話していた小池さん。公平が登場すると、SNSでは「小池徹平がやばすぎて恐怖でしかなかった」「突然のサイコスマイル怖い」「ありえないくらいイラついた」などの声が上がった。
撮影の合間に取材に応じた小池さんは、「僕自身、『大恋愛』を見てきて、大好きな作品でしたし、いいスパイスになればと思っていたんですけど……なかなか癖が強いキャラクターなので、作品の空気を崩さないようにもしないといけないし、それでもなじんでかき回すという本当に難しい役どころだなって」と率直な思いを打ち明ける。
ドラマ放送後の反響については、「皆さんの『怖い』とか『やばい』、『気持ち悪い』とか『大嫌いになった』とか、それは最高の褒め言葉だと思っていて、ああよかったって素直に思いました。うれしいです」と告白。これらは「今までにない感想」だっといい、「ずっとこういう、(自身の)イメージにない、ちょっと怖かったり、何が何だか分からない役をやりたいなあと本当に思っていたから、これがまた一つの自分の別ジャンルとして、幅が広がっていけたら」と意欲を語る。
◇撮影現場は「和気あいあい」 “役者仲間”戸田恵梨香からの言葉は…
自身が演じる公平というキャラクターについて、「非常に繊細で、これは本当に思ってやっているのか、わざとやっているのか、台本を読んだときに曖昧だった」と話す小池さん。撮影現場でも、せりふ一つ一つについて「これは僕は本当にこうだと思う」「これはわざとだと思う」など、監督と話し合って作り上げているという。
撮影現場は「和気あいあい」としているといい、昨年4月期の金曜ドラマ「リバース」でも共演した戸田さんについては、「クランクインの時に、『なかなか難しいキャラクターだから、ちょっと迷惑かけるかもしれないけど』って僕から言わせてもらったら、(戸田さんが)『全然いいよ、時間かけて。この現場もそうやって一個ずつ確認しながらやっていくから、気になることがあったら何でも言って』って言ってくれた分、すごく楽になって」と笑顔で明かす。
一方、ムロさんについては、「(作品では)初めてだけど、プライベートでは何回か会って、飲んだりとかもしているので、『ようやく共演ですね』という感じで」と語る。ちょっとしたニュアンスや表情でも印象が変わってしまう公平について、ムロさんからも「難しいだろ」と声をかけられたという。
23日放送の第7話の予告では「尚さんが欲しいんだ。真司をぶっ殺してもね」と言い放つ公平の姿も映し出された。小池さんは「『大恋愛』をご覧になっている皆さんには、ものすごく嫌なやつだろうなと思うんですけど、病気の怖さとか、愛の力がすごい大事だなというのが、僕は伝わればいいなと思うので、『早く消えろ』と言わずに、最後まで楽しんで見ていただければと思います」と呼びかけた。