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女優の土屋太鳳さんの主演映画「春待つ僕ら」(平川雄一朗監督)が14日に公開される。映画は、2014年からマンガ誌「月刊デザート」(講談社)で連載中のあなしんさんの人気マンガが原作。“脱ぼっち”を目指して高校に入学したものの、クラスになじめない主人公・春野美月(土屋さん)と、美月を振り回しながら共に成長していくバスケットボール部員たちの青春ラブストーリーだ。土屋さんに、演じた美月に共感した部分や弱気になったときの克服法、気になるファッションアイテムなどについて聞いた。
映画は、高校生の美月が主人公。入学を機に“脱ぼっち”を目指す美月だったが、何をやってもうまくいかない。そんな美月のバイト先に、校内で人気のバスケ男子4人が突然現れる。一見チャラいけれど、バスケに対して真剣で仲間を大事にする4人の姿に、美月は次第に心を許していく。中でも美月を励ます浅倉永久(あさくら・とわ、北村匠海さん)に対してお互いに気になり出したとき、美月は幼なじみの神山亜哉(小関裕太さん)と再会。亜哉は高校バスケ部界期待の選手に成長していた……というストーリー。
◇自身の学生時代は“恋愛要素のない四天王”
土屋さんは今作で演じた美月について、「教室のシーンで『友達できるかな』とか、『今、話しかけていいのかな』というのは、私もいろんな現場に行って必ず最初に思うことなので、そこはすごく共感しました。そんな気持ちが(今作を通して)伝わったらいいなと思いました」と語る。
さらに、自身のことを「中学も高校もバスケとダンスざんまいで……。だから“恋愛要素のない四天王(今作のバスケ男子4人)”なのかもしれない(笑い)。だからこそ必死なときに応援してもらいたい気持ちとか、かけてもらいたい言葉というタイミングは大事にしたいなと思って演じていました」と明かす。
◇弱気になったら初心に帰って…
美月は自分の弱さを嫌い、頑張って克服しようとする姿が印象的だ。土屋さん自身が弱気を克服するために心がけていることは? 「根本的な原因があるはずなんですよね。必ず一つ、核となるもの(原因)があると思うんです。それをちゃんと考える。人と話してでもいいし。話さないと分からないこともあるので。原因を見つける努力をしたい」と真っすぐに前を見据える。
さらに「あとは初心に帰って走る。鍼(はり)やマッサージなど、いろんなものでリラックスできるとは思うけれど、自分が何で生きてきたかなと思うと、ちゃんと走って、体調を整えたり、『風邪よ、出ていけ』と思いながら走ったら治ったり。今では、風邪を引いたら、どうしよう、どうやって治そうと考えると、じゃあ走ってみようかなと初心に帰って。小さいころに何をしていたかなって、振り返って考えたりしますね」と語る。
◇気になるアイテムは
そんな土屋さんに今、気になるファッションアイテムを聞くと、「靴ですね。何にでも合うような、ちょっとおしゃれだけどそんなに(雰囲気が)硬くなりすぎないヒール。色は使いやすい黒とか。赤も可愛いけれど、ちょっとパキッとしすぎちゃうかな。私、小柄なので普段は12、13センチのヒールを履いてるんですけれど、ヒールは9センチとか10センチあたりがいいかな……」と教えてくれた。
次回は「春待つ僕ら」の撮影秘話や北村さんら共演者について、また女優として役を演じる上で気を付けていることなどについて聞く。
<プロフィル>
1995年2月3日生まれ、東京都出身。2005年、スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックスで審査員特別賞を受賞して芸能界入り。08年、「トウキョウソナタ」で映画デビュー。14年にNHK連続テレビ小説「花子とアン」に出演し、15年の「まれ」でヒロインを演じる。主な映画出演作に「鈴木先生」(13年)、「orange-オレンジ-」(15年)、「8年越しの花嫁」(17年)、「累-かさね-」(18年)など。放送中のTBS系日曜劇場「下町ロケット」に出演。12月30日放送の「第60回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系)で総合司会を務める。公開待機作として出演映画「七つの会議」(福澤克雄監督、19年2月1日公開)がある。