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7日スタートのフジテレビの“月9”ドラマ「トレース~科捜研の男~」に出演する新木優子さん(C)フジテレビ
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7日スタートのフジテレビの“月9”ドラマ「トレース~科捜研の男~」に出演する新木優子さん(C)フジテレビ

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新木優子:2期連続“月9”出演に喜び 「10年前の自分に聞かせたい」

 人気グループ「関ジャニ∞」の錦戸亮さんが主演を務める7日スタートのフジテレビの“月9”ドラマ「トレース~科捜研の男~」(月曜午後9時)で、科学捜査研究所(科捜研)新人法医研究員の沢口ノンナを演じる新木優子さん。昨年10月期に放送された「SUITS/スーツ」に続き、2期連続での“月9”出演となり、「10年前の自分に聞かせたいです。そのころの自分だったら想像できなかった」と喜びをかみ締める。10年という時を経て、変化、成長したことなど、また沢口ノンナを演じる意気込みなどについて、新木さんが語った。

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 ◇自身の成長実感 小栗旬の“姿勢”に刺激も

 2008年に映画「錨を投げろ」(船曳真珠監督)で初主演を務めた新木さん。「10年かけての演技の変化」を聞かれると、「年々、(演技が)難しくなるなと思います。年を重ねるごとにできて当たり前のことが増えていきますし、求められるものも自然と増えるし、そしてできなきゃいけないという意識や焦りも。でも人と比べないようにしています」と話す。さらに、「年々いただける役も広がりましたし、学生役ができなくなるなど狭まる部分もあるのですが、そのはかなさもすてきだなと思います。でも『あのころは楽しかったな』と思える自分も成長しているなと思います」と実感しているという。

 また、演技に関して「できることもできないことも個性として受け止めている」といい、「台本を見ただけで一回で覚える方もいらっしゃいますし、そういう方を見ると切羽詰まっちゃうこともあります。緊張感はないよりある方がいいのですが、変な緊張をしてしまう自分もいて、そういうところはもうちょっと堂々とできるようになりたい」と明かす。

 新木さんは、17年4月期に放送された連続ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(関西テレビ・フジテレビ系)で共演した俳優の小栗旬さんに「緊張することはありますか?」と質問したことがあったという。「(小栗さんは)『俺はないね!』って。自信を持って『ない』と言えるのはかっこいいなと思いました。だからこそ、現場で自然でいられるし、すてき。まだまだ余裕がない自分に頑張れって思っています」と語った。

 ◇演じる役の性格と比べ「ちょっと反省」も

 「トレース~科捜研の男~」は、元科捜研の研究員だった古賀慶さんのマンガ「トレース~科捜研法医研究員の追想~」が原作のサスペンス。錦戸さん扮(ふん)する科捜研法医研究員の真野礼二は、「鑑定結果こそが真実」と鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じる男。刑事であろうと容赦なく反論し、闇に葬り去られようとしている真実のかけらを見つけ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにし、難事件を解決に導いていく……。

 新木さんが演じるノンナは科捜研の新人法医研究員。何の目的もなく科捜研に入るも、遠い世界の出来事だと思っていた殺人事件に関わることに戸惑いを感じ、自分は科捜研には向いていないのではないかと迷う。しかしその半面、被害者や残された遺族に感情移入し、真実を明らかにしてあげたいという強い気持ちも芽生える……というキャラクター。

 新木さんは自身が演技を始めたころのことを「演技レッスンの先生が怖くて……」と振り返りつつ、「(ノンナは)そのころの自分を思い出します。必死でした(笑い)」と明かす。

 また、被害者や遺族に感情移入する部分について、「人の相談に乗るとき、一緒につらくなってしまうところもあり、似ている部分もあります。ノンナも(被害者の思いを)何とかしてあげたいという気持ちを大切にしているので、そこはすてきだなと思っています」と共感しつつ、「最近の私は、相談に対して少しは核心的なアドバイスができるようになったからか『私はこう思う』って25年生きてきた中での自分の答えを押しつけていたかも。ノンナは本当に被害者の方に寄り添っていると思うので、その気持ちを忘れちゃいけないなと、ちょっと反省しました」とも語った。

 “月9”出演は、17年に放送された「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」を入れると3回目。「出させていただくことは貴重なことですので、大切に作品と向き合いたい。今いただいている役にちゃんと向き合いたい」と力を込めて話す、19年の新木さんの演技に注目だ。「トレース~科捜研の男~」は7日午後9時から放送。初回は90分スペシャル。

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