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18日から放送されるNHK連続ドラマ「トクサツガガガ」で主演を務める女優の小芝風花さん。特撮好きの会社員が前向きに奮闘する姿を描いたコメディードラマで、小芝さんは主人公の特撮オタクの会社員・仲村叶(かの)役を演じる。21歳の小芝さんに、20代に入っての変化、10年後の理想像、連ドラ初主演となった今作への思いなどを聞いた。
◇20代で得た大人っぽさ
20代に入り、大人っぽさを指摘されるようになった。小芝さんは「ダイエットしてから『大人っぽくなった』と言われることが多くなりました」と明かし、「ピーク時から4~5キロ落ちたんです。水着を着る機会があったので、長期間かけて徐々にやせていったんです。それ以来『大人っぽくなった?』って言われて、めちゃくちゃうれしくて」と屈託のない笑顔で喜ぶ。
20歳を過ぎてお酒を飲む機会が生まれたことも、大人っぽさの遠因になっていると感じている。「お酒が飲めるようになったお陰で、先輩方にご飯に誘っていただいたり、お話を聞いたりできる機会が10代より増えたこともあると思います。自分の意見も、10代の頃は初めてのことだらけで『私なんかが言える立場じゃない』って思っていたんですが、自分の意見や思っていることを、少しずつ伝える努力をしなきゃ、と思い始めた。(その思いも)たぶん20歳を超えてから強くなりました」と内面の変化を明かす。
そんな小芝さんの、20代の目標とは? 「小学校の時って、20歳って大人だと思っていたんですけど、なってみたら『全然やん!』と(笑い)。だから少しずつ……。基本的には楽しくお仕事したいです」と小芝さん。「プライベートも、今まではお友達と遊びに行ったりはなかったんですけど、20歳を超えてから、少しずつ友達とランチに行くことが増えてきて。外に出て行くことが増えたので、もっといろんなことを楽しんでできたらいいなって思っています」とほほ笑む。
◇連ドラ初主演に喜び 長期間撮影の健康ケアは…
今作が連ドラ初主演。オファーを受けて「すっごくうれしかった」と喜びを語り、「特撮部分はキャラクターたちがめちゃくちゃカッコよくて。マンガから飛び出してきたようなクオリティーなので、そういうところも原作ファンの方には見てほしいです」と見どころを語る。
ドラマは、特撮オタクの叶の前向きな奮闘を描いたコメディーだ。小芝さんは「特撮に限らず、何かに熱中しているものがある人には『分かる!』って部分があると思う。叶ちゃんの会社での印象と心の本当の熱量が爆発した時のギャップがすごく好きで、これを何とか実写でも面白く出せたらいいなと思っています」と意気込みを明かす。
撮影は3カ月にわたったという。長期間の撮影で、小芝さんは健康、美容面でどのようなケアを意識しているのか。聞くと、「それが難しくて……」と苦笑し、「肩凝りがひどくて、硬いの(凝りの部分)が何個かある。それをほぐしたいって思っています(笑い)。これをどうにかできたらいい睡眠をとれて、流れが良くなるんだろうなって思って、今探っている最中です」と笑いながら悩みを明かす。 最後に、10年後の理想像を聞いてみた。小芝さんは「10年後は遠過ぎて分からなくて」としつつ、「20歳の時に、5年間目標というのを作ったんです。とりあえず25歳まで頑張ろうと思って、『今年はドラマに何本出る!』とか『映画を何本やる!』とか、ざっくりと決めていったんです。『ちょっと難しいけど、頑張ったらできるかな』というような、頑張らないとかなえられない目標を書いてみたらかなえられたので、今年も目標をかなえられるようにしたいです」と意気込みを語った。
ドラマは、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の丹羽庭さんの同名マンガが原作。特撮オタクと周囲に言えない隠れ特撮オタクの叶が、日々の生活でさまざまなピンチに陥ると、本人にしか見えない特撮ヒーローが現れ、その言葉に勇気付けられ、次々にピンチを切り抜けていく……という物語。倉科カナさん、木南晴夏さん、松下由樹さん、武田玲奈さんらも出演する。全7回。18日からNHK総合で毎週金曜午後10時放送。