島崎遥香＆岡山天音：「ひよっこ」以来の共演は「未知のことがたくさんあった」

　WOWOWのオリジナルドラマ「東京二十三区女」（12日スタート、WOWOWプライム）に出演する、アイドルグループ「AKB48」の元メンバーで女優の島崎遥香さんと、俳優の岡山天音さん。本作では島崎さんが、全話に登場するフリーライターの原田璃々子、岡山さんは璃々子と行動を共にする元民俗学講師の島野仁を演じる。2017年に放送されたNHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「ひよっこ」でも共演した2人だが、同じシーンでの登場は、今作が初めて。「未知のことがたくさんあって、楽しみでした」と共演について語る2人に、互いの第一印象や、思い描く10年後の姿などを聞いた。

　◇お互いの印象は？

　岡山さんは「島崎さんとは『ひよっこ』で共演しましたけど、一緒にお芝居をするのは初めてだったので、未知のことがたくさんあって、楽しみでしたね」と最初の印象を語り、「共演はしていないけど、（『ひよっこ』東京編の）記者発表とかで会ってはいるんです。お話ししてはいないですけど。今回、僕は島崎さんと共演するシーンしかなかったので、思っていたより話をしてくださって、楽しかったです」と笑顔で語る。

　島崎さんは、岡山さんについて「（印象が）変わったとかではないですけど、すごく優しかったです、全体的に、気を使ってくださって」と話すと、岡山は「ありがとうございます」と笑顔で会釈していた。

　ドラマは、一般の通行人らが行き交う都内各所で撮影された。島崎さんは「渋谷でホラーを撮るのは、不思議でした。みんなが普通に歩いて、ざわざわしている中、にぎわっている中でホラーを撮っていたので……」と振り返ると、岡山さんは「早朝から撮って、明るい時間に終わるとかでしたね。明け方の渋谷で、けんかしているカップルとかいて（笑い）。そういう中でずっと、暗渠（あんきょ）の話をしていたり」と語る。

　◇結婚願望は？

　10年後について2人に聞くと、島崎さんは「35歳。結婚して子どもがいて、専業主婦になっているかも」と結婚願望を明かし、「（結婚は）絶対します。30歳になるまでには絶対に」と力強く答えていた。

　岡山さんは「この仕事を続けていたいということ以外、分からないですね。健康な体で、この仕事を続けて、今よりも仕事が増えていたら」と謙虚に語る。役者としては「ずっとチャレンジさせてもらえる人でいたいですね。この人にこういう役をお願いしたらどうなるかと、ワクワクしてもらえる俳優。思いつかない仕事を振ってもらえるようなポジションになっていたいです」と明かした。

　「東京二十三区女」は映像作家で小説家の長江俊和さんの小説が原作のホラーミステリー。各話の主人公が東京に実在する恐怖スポットへと足を踏み入れていく。そこには恐ろしい伝承、隠された歴史、そして人間の悲しい過去が存在する……という内容。

　主演女優として、第1話「渋谷区の女」に倉科カナさん、第2話「江東区の女」に安達祐実さん、第3話「豊島区の女」に桜庭ななみさん、第4話「港区の女」に壇蜜さん、第5話「板橋区の女」に中山美穂さんが登場。島崎さんは第6話「品川区の女」で主演を務めるほか、全話に登場するフリーライターの璃々子として出演する。脚本・監督は、原作者の長江さんが手がける。12日からWOWOWプライムで毎週金曜深夜0時放送。第1話は無料放送。