検索

いま、推されてます

内田理央:普段は「適当人間」 仕事では神経質に 美の秘訣は「グルテンフリー」

 2018年4月期に放送され話題となった俳優の田中圭さん主演の連続ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の劇場版「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」(瑠東東一郎監督)が、8月23日に公開される。女優の内田理央さんは、連続ドラマに引き続き、主人公・春田創一(田中さん)の幼なじみ、荒井ちずを演じる。ドラマ版でちずは、春田に片思いをして「選ばれない」という経験をしたが、内田さんは「選ばれなかったことに時間を費やすのがもったいない」と思いを語る。その恋愛観や作品への思いを聞いた。

 ◇気になるファッションアイテムは…

 内田さんは、自身について「自分で突き進むという欲があまりなくて、人に執着するタイプでもない。人にも自分にもいい意味であまり興味がないというか(笑い)。『みんなが平和でハッピーでいてくれたらいいや』みたいな適当なスタンス。適当な感じが私らしいのかなと思います。適当人間です」と笑顔で語る。

 ただ、「普段はおおざっぱなんですけど、お仕事に関しては結構神経質にいろいろやってるかも」と明かす。芝居でのセリフも言い回しなど細かい部分が気になるといい、「この一言で誰かが嫌な思いをしないかとか、この一言で誤解が生まれるんじゃないかとか、考えながら神経質にやっちゃいます」と話す。「昔から集団の中にいる時は、嫌われてないかとか、誰かを不快な思いにさせてないかとか気になるタイプだったので、それが今は仕事の方に出ている気がします」と仕事にいい影響を与えているようだ。

 美容の秘訣(ひけつ)を聞くと、最近は「グルテンフリー」を実践しているという。「炭水化物はなるべくとらないようにはしています。例えばラーメンやパスタはちょっと我慢するなど、ダイエットの一環としてやっています」と話す。

 その効果については「食べる量は変わってないので、体重はそんなに変わらないんですけど、みんなに『痩せた?』と言われるので、効果はあったと思います」とにっこり。撮影に入ると、弁当を食べる機会も増えるので「ストイックじゃなくて、できる時に気をつけようかなぐらいのスタンスでやっています」という。

 また今、気になるファッションアイテムについては、この夏からブラウン系のアイテムがお気に入りという。「最近、ロングブーツがまたはやり出してきたといううわさを聞いたので、秋冬に一足買えたらいいなと思っています。今年はロングスカートにロングブーツを合わせるらしくて。チャレンジしたいなと思っています」と語った。

 ◇ちずは「現代的」 愛を伝える作品の象徴的な存在

 「おっさんずラブ」は、女好きだけどモテない独身男子・春田が、ルームシェアをすることになったイケメン後輩男子・牧凌太(林遣都さん)と、乙女心を持つ有能な部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎さん)という2人の男性に愛の告白をされ、未曽有のモテ期に突入する……というラブストーリー。2016年12月に単発ドラマも放送された。

 劇場版は、「前代未聞の五角関係“おっさんのラブ・バトルロワイアル”」が開幕し、熱い恋の火花を散らす。新キャストとして、沢村一樹さんが天空不動産で新たに発足したプロジェクトチームのリーダーで春田たちの前に立ちふさがる強敵・狸穴迅、志尊淳さんが春田が所属する天空不動産東京第2営業所に配属されたキラキラネームの陽気な新入社員、山田正義(ジャスティス)を演じる。

 内田さん演じるちずは、ドラマ版では幼なじみの春田に思いを寄せていたが、その恋はかなわなかった。それでも、春田と牧の関係を応援しようとする姿や、さばさばとした性格で、「好きになるのに男も女も関係ない」といった発言が視聴者の反響を呼んだ。

 ちずの魅力を、内田さんは「男と女とか年齢とか、そういうことに偏見がなくて、まず受け入れて、背中を押してあげる。それがちずのとてもすてきな部分」と語る。「部長(黒澤)が春田のことを好きと聞いた時も、『え、いいじゃん』と言えることってすごく強い。それはある意味現代的で、時代に合っているし、これからこういう子が増えればいいなと思います。『おっさんずラブ』という作品自体が、男女とか年齢とか関係なく愛を伝えるドラマだったので、ちずはその象徴なのかな」と話す。

 ◇「選ばれない」は縁がなかっただけ 選ばれたことに全力を注ぐ

 ドラマ版でのちずは、春田への思いはかなわなかったが、その後は春田と牧の恋を応援し、劇場版では牧からの相談も受ける姿が描かれている。内田さん自身、「好きだった人の恋愛を応援できるか?」と聞かれると、「多分普通にできちゃうと思います。『えっ』ってみんなにも言われるんですけど、結構、余裕でできちゃう」と笑顔で話す。続けて「好きなら仕方ないかって思っちゃいます。だったら応援するし、幸せになってほしいなって思うかも。自分に自信がないっていうのもあるのかもしれないですけど……」と語る。

 劇場版では、ちずに「君のヒロインじゃない、人生をゆく。」というキャッチコピーが付いている。内田さんは、そのキャッチコピーを「大好き」という。ちずは、ドラマ版で春田に「選ばれない」という経験をしているが、内田さんは「例えばオーディションで落ちちゃったというのも選ばれなかったということ。『選ばれない』というのは、仕事でもプライベートでもよくあることだけど、それはただ、その人やモノと縁がなかっただけ。どこかで選ばれること、どこかに自分にしかないことって絶対ある」と力を込める。

 続けて、「選ばれなかったことに時間を費やすのがもったいない。だったら選ばれたことに全力を注いで、期待してくれた人に恩返しをしたいと思います」と思いを語った。

エンタメ 最新記事

アクセス上位記事