映画「惡の華」の一場面 (C)押見修造/講談社 (C)2019映画『惡の華』製作委員会
今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。9月27日は、押見修造さんの人気マンガを実写映画化した「惡の華」(井口昇監督)、西島秀俊さんと西田敏行さんがダブル主演する「任侠学園」(木村ひさし監督)、池松壮亮さん主演の「宮本から君へ」(真利子哲也監督)、有村架純さんと坂口健太郎さんが出演するWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW そして、生きる」(全6話)を再編集した「劇場版 そして、生きる」(月川翔監督)が公開された。
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「惡の華」は、押見さんの人気マンガを俳優の伊藤健太郎さん主演で実写映画化。ボードレールの詩集「悪の華」を心の友とする男子中学生の鬱屈した日々を衝撃的に描き出した。伊藤さんと玉城ティナさんが主従関係にある男女を熱演し、思春期の純情と暗黒面がバチバチと衝突し合う。
「任侠学園」は、今野敏さんの同名小説を、ドラマ「民王」や「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズの木村監督が映画化。ヤクザが倒産寸前の私立高校を立て直すために奮闘し、それが悪者退治、ひいては無気力だった高校生たちを変えていくという異色のストーリー。任侠映画と青春映画の一見ミスマッチながら、そこから生み出されるハーモニーが笑いと感動をもたらしている。
「宮本から君へ」は、新井英樹さんの同名マンガを、2018年4月期放送のドラマに続き映像化。ドラマでは、池松さん演じる文具メーカーの新入社員・宮本浩が、得意先や上司から反発や叱咤(しった)を受けながら成長する姿が描かれた。映画は、ドラマにも登場した蒼井優さん演じる中野靖子との愛と試練を描き、ひと味違う作風に仕上がっている。
「劇場版 そして、生きる」は、ドラマ版の未公開シーンも盛り込んで再編集している。有村さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」(2017年)などで知られる脚本家・岡田惠和さんによるオリジナルのヒューマンラブストーリーで、映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」の月川監督がメガホンをとった。
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