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主演映画「どすこい!すけひら」について語った知英さん
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主演映画「どすこい!すけひら」について語った知英さん

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知英:女性が輝く秘訣は「自分らしくいること」 10年後は… ファッションのこだわりも語る

 女優で歌手の知英さんが、11月1日に公開された映画「どすこい!すけひら」(宮脇亮監督)で主演を務めた。映画は、清智英さんが原案、たむら純子さんが画(え)を担当した同名マンガが原作で、元おデブ(どすこい)の鈍感女子の綾音を巡る三角関係のラブコメディー。知英さんが、体重100キロ超えの特殊メーク姿を披露していることも話題だ。知英さんに、演じる際に意識した点や共演者について、女性が輝く秘訣(ひけつ)、自身の10年後などについて聞いた。

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 ◇多くの人との共演が楽しかった撮影現場

 綾音役を演じるにあたって、知英さんは「チョコを必死に食べるときなど表情をちょっと面白くしたりした」といい、「監督のコメディーに対する熱が高くて、泣いたときに涙をつけるとか、面白さは監督が加えてくださったのでやりやすかった」と感謝する。

 監督の演出は、「リアルな感じに作ってくれていました。物語はファンタジー的な雰囲気もありますが、それをリアルに見せる演出で、現場でもみんなが納得してやっていて気持ちよかったです」と印象を語る。

 今作にはダンス・ボーカルグループ「超特急」の草川拓弥さん、金子大地さん、竹中直人さん、りゅうちぇるさんらが出演。知英さんは、「いろんな人とお芝居するのがとにかく楽しかった」と振り返り、「りゅうちぇるさんとは今回が初めてなのに、すごく息が合って楽しくできました。草川さんと金子さんも初めてでした。恋に落ちる設定だったので、またそれはそれで楽しくて、毎日いろんな人に触れ合うのが楽しかった」と話す。

 さらに「竹中さんとは何度もご一緒していて仲よくさせてもらっています」といい、「竹中さんの誕生日会に行ったり、一緒に飲みに行ったりもしています」と交友関係について明かす。

 ◇休日は体のメンテナンス

 ドラマに映画にと大活躍の知英さん。美容や健康面で意識していることは、「水をたくさん飲むことと、体を冷やさないようにすることは気をつけています」と話し、「体が冷えるとむくんだりするので、靴下をはくようにしています」と冷え症対策について明かす。

 食事は「普通に食べますが、夜は食べ過ぎないように……というのは気をつけています。あとは野菜を中心に食べる。ただ私は食べるときと食べないときが極端だから……」と言って笑う。

 体を動かすことも好きだという知英さん。「加圧トレーニングとピラティスを週に何回かやっています」といい、「休日は運動をしつつ休む。あとはおいしいものを食べる(笑い)。たまにご飯行くことはありますけど、外出はあまりしないかも」と、休みは体のメンテナンス中心に過ごしているという。

 ◇ファッションは長く着られるかを意識

 そんな知英さんにファッションへのこだわりを聞くと、「流行はあまり気にしない。自分が着たい服を着て、そのときはやっていても好みじゃなかったら着ないです」と回答。「結構飽き性なので、買った時期にいっぱい着たら着なくなって、何年かあとに『そういえばこれ、持っていた』ということも結構あります。物をあまり捨てないので、そうやってためておいて、何年か後に着るということもあります」とこだわりを語る。

 気に入ったものは着続けるタイプで、「長く着られるかどうかを考えて買います。Tシャツとかは別ですけど。ジャケットや小物は長く使えることを考えますね」と堅実な一面をのぞかせる。

 整理整頓が「大好き!」と話す知英さんだが、「やっぱりクローゼットの整理は難しい……」と苦笑い。「物が多かったら何がなんだか分からなくなるし、物が増えていけばいくほど忘れたりなくしたり……。クローゼットの奥に『こんな服あったんだ!』みたいなことが結構ある(笑い)。いつも整理するようには頑張っています」と苦笑する。

 ◇デビューして10年 10年後は…

 今作は、個性豊かな登場人物たちによる“人は見かけがすべてじゃない”というテーマを描いた作品だが、知英さんは女性が輝き続けるための秘訣について、「自分らしくいられること、かな。体形を保つなど外見の美しさもあるかもしれないけど、年を取ってからちょっと太ったっていいでしょうって思います。昔と違う自分といっても、自分らしくいることを忘れず、自分のことをしっかり考えて、行動で見せる人がやっぱり輝いている」と説明。「そういう人はどこに行っても強いと思うし、そんな人でありたい」ときっぱり。

 最後に、10年後の自分はどうなっている?と聞くと、「今年デビューして10年。10年後に何が起きるか分かりませんが、10年前の私は中学生で何も知らなかったし、(そのときから)私はあまり変わっていないと思う」と前置きし、「10年間いろいろやってきて、環境などはもちろん変わっているけど、人ってそんなに変わるものじゃないと思う。だから、10年後もこのまま一生懸命頑張っているのでは。それが日本か韓国か他の国かは分からないけど、またそこで頑張っていると思います」と前向きに語った。

 また、知英さんは続けて、「もしかしたら結婚しているかもしれないし、それは誰も分からない。とにかく自分を忘れずに生きていたい。『初心忘れるべからず』がすごく好きな言葉なので」と笑顔で語った。

 <プロフィル>

 じよん 1994年1月18日生まれ、韓国出身。K-POPのガールズグループ「KARA」の元メンバー。2014年から、知英として日本を中心にアジア各国で女優として活動をスタートさせる。同年、ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(日本テレビ系)に出演。2015年には「映画 暗殺教室」でビッチ先生ことイリーナ・イェラビッチを演じた。2016年にはアーティスト「JY」としてデビュー、2017年に放送された「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」(東海テレビ・フジテレビ系)では、連続ドラマ初主演を務め、一人七役を演じた。

(インタビュー・文・撮影:遠藤政樹)

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