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女優の井上真央さんが出演する映画「カツベン!」(周防正行監督)が12月13日から公開される。今作で井上さんが演じるのは、成田凌さん演じる主人公・染谷俊太郎が働く映画館の商売敵の社長令嬢・橘琴江で、劇中で井上さんは“モダンガール(モガ)”として、当時の最先端のファッションに身を包んでいる。そんな井上さんに、最近の気になるファッションアイテムや美容、健康で気をつけていることなどを聞いた。
◇気になるアイテムは「ブーツ」
映画で、“モガ”として西洋文化の影響を受けた琴江を演じている井上さん。周防監督からは撮影前に「モガを楽しんでほしい」と言われたといい、その言葉通りレトロでモダンなファッションを着用した琴江を生き生きと演じている。ただ、井上さん自身は、ファッションについてもともとこだわりを強く持つタイプではないそうで、「これじゃないとだめというものはなくて、その時の自分の気分や好みに合うものを楽しんでいます」と笑顔で語る。
自由にファッションを楽しむ井上さんが、最近気になっているアイテムは「ブーツ」という。「ちょっとごつめな、ショートのブーツ。色は黒。でも、茶色系もほしいな」と楽しそうに語る井上さん。「スカートやワンピースは、マキシ丈のものをよく着ます。コンバットブーツで外すとフェミニンになりすぎなくていいですよね。動きやすく、機能性もありますし」と語る。
普段のファッションはモノトーンのコーディネートが多いといい、「小物などで色を取り入れる」のが井上さんのスタイルだという。「靴やバッグなどの小物以外でも、モノトーン色に映えるような色味のネイルやリップをすることも多いです。ピアスは開けていないんですけど、最近ようやくピアスっぽいデザインのイヤリングが増えてきたので、そういうアイテムを探して遊んだりしています」と井上さんならではのファッションの楽しみ方を話す。
◇実は“スーパー好き”?
長期間に及ぶことも多い映画の撮影では、美容・健康の維持は欠かせない。そこで、井上さんに美容・健康で気をつけていることを尋ねると、「早起き」という回答だった。
「以前は、休みの日には昼前ごろまで寝ていたんですが、最近は『朝、早く起きるのっていいな』と思っています」と意識が変化してきたことを明かし、今では朝の6時に目覚める“朝型”になったという。
「早起きすると気持ちがいいし、朝ごはんもちゃんと食べようと思える。朝を整えると、1日のリズムが整う気がします」と利点を挙げる。ただ、続けて「早寝ができないんです」と苦笑する。「(早起きした分)睡眠時間が減っているから、美容に良くない……。そこは改善しようと思っています」とほほ笑む。
食事面でも「スーパーに行って産地を見たり、旬のものを食べるようにしています」とこだわりを明かす。以前ダイエットをしていた時期はさつまいもにハマっていたというが、「この秋は栗」が新たなブームだという。
「おいしそうな栗を見つけたので、栗ご飯を作りました」
実は「スーパーに行くことが好き」だといい、「『野菜はここ、お肉はここ』と決めています」とこだわりを明かす。
井上さんが出演した映画「カツベン!」は、周防監督の5年ぶりの最新作。約100年前に「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだった時代、楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語を作り上げ、観客たちを熱狂させた「活動弁士」(活弁=カツベン)を巡る騒動を描く。
子供のころに活動写真小屋で見た活動弁士に憧れていた染谷俊太郎(成田凌さん)は、ニセ弁士として泥棒一味の片棒を担いでいたが、嫌気がさして逃亡し、小さな町の映画館に流れ着く。そこで働くことになった俊太郎は、本物の活動弁士になれると期待に胸を膨らませるが、個性的な曲者(くせもの)たちとのトラブルが勃発。隣町のライバル映画館、再会を果たした初恋相手、ニセ活動弁士を追う警察らを巻き込み、事態は大騒動へと発展する……という内容。
次回は、「カツベン!」での役作りや、女優の仕事などについて聞く。
<プロフィル>
いのうえ・まお 1987年1月9日生まれ、神奈川県出身。テレビドラマ「花より男子」シリーズ(TBS系)、NHK連続テレビ小説「おひさま」(NHK)、大河ドラマ「花燃ゆ」(同)、「明日の約束」(カンテレ) 、土曜ドラマ「少年寅次郎」(NHK)などで主演。映画は「八日目の蝉」(2011年)、「白ゆき姫殺人事件」(2014年)、「焼肉ドラゴン」(2018年)など多数。