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岩田剛典:母校OB・若き特攻隊員の手紙を朗読 祖父思い「ひとごとではない」

 ダンス・ボーカルグループ「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の岩田剛典さんが、12月11日午後10時半から放送される歴史情報番組「歴史秘話ヒストリア」(NHK総合)に声の出演をする。岩田さんは太平洋戦争末期、特攻で命を落とした若き隊員で、岩田さんの母校・慶応大学の先輩にあたる、上原良司さんが残した手紙を読み上げる。

 今回の同番組は「特攻 なぜ若者は飛び立ったのか」がテーマ。学徒出陣で陸軍に入り、戦局が悪化する中、特攻隊員に志願して、出撃前夜まで自分の心情を手記などに書き続けた上原さんの心の内を見つめる……という内容。

 出演にあたり岩田さんは「僕の祖父は海軍の予科練習生でした。特攻前に終戦を迎えたようですが、戦争に関する仕事は、ひとごとではないと思っています。収録を終えて、今回の番組のテーマや内容に共感する部分が多くありました」とコメントしている。

 また同番組の制作統括を務める、NHK大阪放送局の山内太郎チーフ・プロデューサーは、岩田さんの起用理由について「最も旬な若手俳優であること。また、当時のナイーブな若者の内面を、声でしっかり伝えていただけると考えたからです。主人公と同じ慶応出身のため、時を越えて主人公に共感していただけるとも思いました」と説明。さらに収録の様子について「収録当日、そのあまりのすばらしさに鳥肌が立ちました」と話している。

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