1月2日に東海エリアで放送されるドラマ「新春エリアドラマ『おかえり ～とこわかの町・伊勢～』」に出演する本田望結さん（左）と大塚寧々さん＝東海テレビ提供

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大塚寧々：「子育てであふれる感情を大切に」　本田望結の母親役に

2020年01月01日　22:10

　女優の大塚寧々さんが、1月2日午後2時から東海エリアで放送されるドラマ「新春エリアドラマ『おかえり ～とこわかの町・伊勢～』」に出演する。三重県伊勢市を舞台にゲストハウスを営む母と娘の人情ドラマで、大塚さんは本田望結さんが演じる高校2年の西川夏美の母・しのぶを演じる。大塚さんが本田さんの母親役を演じるのは2度目。「子育てをしていく中であふれ出てくる感情を大切に演じようと思いました」と役への思いを語り、「私と同世代のお母さんにも共感して見ていただける」と自信を見せている。

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　また、今年4月に高校生になる本田さんについて「前回（親子を演じたとき）はまだ小学校3年生ぐらいだった。体だけじゃなく心も成長してるけど、可愛らしさはそのまま」とにっこり。役どころを「しのぶは、すごく感情が豊かというか素直な人。ちょっとおちゃめな感じ。夏美の猪突（ちょとつ）猛進なところとか、すごく親子で似ています」と説明し、ドラマについて「望結ちゃんと同世代の人たちにとっては、ちょうど人生の岐路や進路を選ぶ時期で、悩んだりしている。等身大の望結ちゃんが演じることで、前向きになれると思います。人として大切なこととか、大切な気持ちとか感情が、すごく詰まったドラマ」と話した。

　ドラマは同局のエリアドラマ第2弾。美術部に所属している夏美は、町の絵画コンクールで入賞したことをきっかけに美術系の大学に進学したいという夢を膨らませるが、母・しのぶを残して、故郷を出て行くことに疑問を持ち、誰にも言い出せないでいた。ある日、フリーの若手カメラマン田中恭平（桐山漣さん）がやってきて、夏美は恭平と一緒に伊勢の歴史や文化を学ぶうち、自分の未来を深く考え始める。そして夏美に「蔵に絵を描いてほしい」という依頼が舞い込み……と展開する。撮影は昨年11月末から12月上旬に伊勢でのオールロケで行われた。

　脚本は愛知県出身・在住で橋田賞・新人脚本賞を受賞した、いとう菜のはさんが担当。撮影は4Kカメラを駆使し、観光地のおかげ横丁や、夫婦岩、二見浦など伊勢ならではの風景や漆器「伊勢春慶」などの伝統工芸を鮮やかに映し出している。

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