ドラマ「オートリバースの恋」に出演する桜井日奈子さん＝NHK提供

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桜井日奈子：“主観ドラマ”で小関裕太の「彼女」に　耳元でささやく感じは「ドキッとする」

2020年01月08日　21:10

　女優の桜井日奈子さんが主演を務める、NHKの“主観ドラマ”「オートリバースの恋」がBS8Kで1月12日、BS4Kで13日に放送される。桜井さんは、小関裕太さんが声を担当した大手企業に勤める51歳の会社員「タロウ」がどうしても忘れられない、30年前の「彼女」を演じている。

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　ドラマは、カメラが主人公の目線になってストーリーが展開していく。8K高精細映像や、22.2チャンネルの立体サラウンド音声を味わうことができ、これまでにない臨場感や没入感を楽しめるという。

　桜井さんは、同作について「“主観ドラマ”って聞きなれない言葉でしたし、どんなものなんだろうってワクワクしていたんですけど、音がすごくて。こちらでは誰かの話し声がして、反対側では電車の走る音がして、自分の足音とかいろいろな音が混ざっている、本当に自分の日常に溶け込んでる感じで。『あ、これが“主観”という意味か』と、音を聞いて納得しました。耳元でささやく感じはドキッとするような、とにかく音にこだわったドラマだったなって思いました」とコメントしている。

　「オートリバースの恋」は、家庭にも恵まれ、社会人として幸せな人生を送ってきた「タロウ」が、どうしても忘れられない、別れた「彼女」と30年前に“最後のデート”をした江の島を再び訪ねる。「30年後、江の島でまた会おう。お互いの人生が幸せだったかどうか確かめ合うの」という彼女との約束を果たすために。ウォークマンで“最後のデート”を録音したテープを聞きながら、彼女との思い出の地を巡るタロウ。無邪気に笑う声、甘くささやく声、そして言い争うけんかの声、よみがえる記憶にタロウは自分の人生の選択が正しかったのだろうかと自問自答する。果たして2人は再会することができるのか、そして人生を見つめなおしたタロウは何を思うのか……というストーリー。

　番組の公式サイトでは、桜井さんが“あなたの耳元でささやく”スペシャル動画も配信されている。ドラマは、BS8Kで1月12日午後7時30分から、BS4Kで13日午後5時15分から放送される。

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