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彼女がキレイな理由:中山美穂さん 「年齢は全然気にしない」 女性が輝く秘訣は好きなことを続けること

  WOWOWで放送中の深川栄洋監督が演出を担当しているドラマ「連続ドラマW 彼らを見ればわかること」で、主人公のレディースコミックの人気マンガ家、内田百々子を演じている女優の中山美穂さん。在宅で仕事をしている百々子にとって、同じマンションで暮らす富澤瑞希(木村多江さん)とのダイニングバーで過ごすひとときは、息抜きにはもってこいの時間だ。そんな百々子を演じる中山さんに、自身のリラックス出来る過ごし方や、2020年に50歳を迎えるにあたって思うこと、さらに、いつまでも輝き続けられる秘訣(ひけつ)などについて聞いた。

 ◇リラックスできる時間は…

 中山さんのリラックスタイムは、「家にいて、音楽を聴いたり、猫と遊んだりしているとき」だという。音楽はジャンルを問わず、「ロックもヒップホップも何でも聴く」と明かす。

 今作で演じる百々子は、春画コレクターだった祖父の影響で官能作品を描くようになった。中山さん自身は春画自体になじみはないが、「浮世絵には引かれるものがあります。今度、(春画は)じっくり見てみたいですね」と興味を示す。

 ◇憧れの人は「おばあちゃん」

 百々子は46歳の設定だ。演じる中山さんは現在49歳。女性に年齢の話は敬遠されがちだが、中山さんは、「私、全然、年は気にしていないんです。60歳でもいいし、70歳でもいいと思っています」とさばさば。50歳を迎えるにあたって、掲げる目標も「ほとんどない」そうで、「ただ、年を重ねていくごとに楽しくなっていくんじゃないかなという予感はしています」と待ち遠しそうに話す。

 若いころから「おばあちゃんに憧れがあった」という。「知恵や経験が豊富で、そういうものを身につけて楽しんで生きていけたらいいなと思うんです」と達観したところを見せる。自身、祖母からは、「腰を冷やさないようにしなさいとか、脚をきちんとそろえなさいということはすごく言われていました。今、思うと、それも深いなあと思います。ときどき思い出します」と語る。

 ◇くよくよするだけ時間の無駄

 言葉の端々に、年を取ることが楽しみで仕方がないという気持ちがうかがえる。「どうしたらそんなふうに考えられるのか」と聞くと、「私なんかがアドバイスできることはないですよ。ただ、よく言われることかもしれないですけど、くよくよしないというのは大事ですよね。くよくよするだけ時間の無駄というか」と楽観主義なところも見せる。

 今の自分と過去の自分を比較し、「考え方もそうですが、昔のほうが大人だったなといろいろな面で思います」と話す中山さん。「昔のほうが、人の言うことを聞くとか、物事を一つ一つ真面目に考えていました。今、考えていないわけじゃないですよ。でも、今はすごくいい具合に自由というか、怖いものがないというか、じたばたしなくなりました。そもそも面倒くさいと思うことが、もうなくなってきているんです」と言い切る。

 ◇輝き続ける秘訣は?

 そんな中山さんに、女性が輝き続けられる秘訣を聞くと、逆に「それ、私が知りたいですね」と前のめりになりながら目を輝かせた。「本当はジムに行ってバリバリ鍛えていますと言いたいところですけど、行っていないですし……」と恐縮する。

 「昔から続けていること」を聞くと、それにも「ないなあ……」とつぶやき、「たぶん、自分のことはどうでもいいんです。仕事のことや音楽への興味はありますが、だからといって、特にそのために続けていることもないですし……」と言ったところで、「あっ、でも、定期的に、音楽の仕事とは関係なしに、バンドのメンバーと集まって練習するのは楽しいです」と答えた。好きなことを続けること、中山さんが輝き続けている秘訣はそんなところにありそうだ。

 ドラマは、二子玉川に立つ瀟洒(しょうしゃ)なマンションで暮らす3家族を軸に描く。最上階に住む内田百々子(中山さん)は、官能作品で人気を誇るレディコミマンガ家。再婚相手の会社経営者・櫂斗(生瀬勝久さん)と大学生の息子・柊司(高橋優斗さん)と暮らしている。同じマンションに住む友人で、家事全般を夫の一太(上地雄輔さん)に任せきりのキャリアウーマン、富澤瑞希(木村多江さん)とは、秘密を打ち明けられる間柄だ。ある日、マンションに鴨居葉介(長野博さん)と流美(大島優子さん)という新婚夫婦が引っ越してくる。なんと葉介は、百々子が20年前に別れた夫だった……というストーリー。他に片岡鶴太郎さん、高橋惠子さんらが出演。WOWOWプライムで毎週土曜午後10時に放送中。全8話。第3話は1月25日放送。なお、第4話を放送する2月1日午前8時半からWOWOWプライムで第1~3話を無料一挙放送。

 <プロフィル>

 なかやま・みほ 1970年3月1日生まれ、東京都出身。1985年に女優デビュー。同年、歌手デビューも果たす。1995年の映画「Love Letter(ラブレター)」でヒロインを演じ、アジア全域で抜群の知名度を誇る。最近の主な映画出演作に「サヨナライツカ」(2010年)、「新しい靴を買わなくちゃ」(2012年)、「ママレード・ボーイ」「蝶の眠り」(共に2018年)、「愛唄 約束のナクヒト」「108~海馬五郎の復讐と冒険~」(共に2019年)など。出演作「ラストレター」が公開中。また2019年12月には、約20年ぶりにニューアルバム「Neuf Neuf」をリリース。デビュー35周年となる2020年には、自身の誕生日である3月1日と3月7日(追加公演)にバースデーライブを開催する。

 *高橋優斗さんの「高」ははしごだか。

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