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映画「ヲタクに恋は難しい」(福田雄一監督、2月7日公開)で俳優の山崎賢人さんとダブル主演を務めている女優の高畑充希さん。映画は、“ヲタク”同士の不器用な恋愛を描いた作品で、ダンスや歌のシーンをあちこちにちりばめた“ミュージカル映画”。高畑さんは“ヲタバレ”を恐れる隠れ腐女子で、重度の“ゲーヲタ”二藤宏嵩と交際する桃瀬成海を演じている。そんな高畑さんに、健康面でのこだわりやイメージする10年後の姿などを聞いた。
◇健康面の心がけは… 楽屋で“豚しゃぶ”も
高畑さんが演じるのは、周囲に“ヲタク”であることを隠している“隠れ腐女子”の成海。早口でしゃべり、ミュージカルシーンでは心情を歌に乗せて踊る。個性的なキャラを演じた高畑さんは撮影を振り返り、「毎日必死で歌と踊りを覚えて、ヲタク用語のせりふを覚えて……と無我夢中でやっていたら撮影が終わっていた、という感じでした」と笑顔で語る。
撮影中は健康維持も欠かせない作業の一つ。そこで、高畑さんに健康、美容面で気をつけていることを聞くと、「無理はしない」ことを心がけているという。「私は無理ができちゃうタイプ。自分のSOSに気がつきづらいので、しんどくなったら『しんどい』と言うようにしています。『大丈夫?』と聞かれて、昔は『大丈夫』って答えていたんですが、今は『大丈夫じゃないです』と言うようにしています」と語る。
食事面も「あまり(内容が)貧相にならないように」気をつけていると高畑さん。「(ロケの)お弁当だと油ものも多いので、(食べ物を)持っていっていますね。たとえば小さい鍋を持っていって、楽屋で1人で豚しゃぶをしたり。お肉を食べていないと、元気がなくなってきちゃうから。前日の夜にデリバリーの食事を頼んで、それを持っていって食べたりもしています」と語る。
オフの日は、一人で“街ブラ”して息抜きをすることもあるという。先日のオフには「横浜へ行った」と明かし「一人で中華街に行って、小籠包の食べ歩きをしました。学生がめっちゃ多かったので、ばれないように(笑い)」と楽しそうに打ち明ける。
◇10年後の自分像は…
映画にドラマに、数々の作品で主演を務め、多忙な日々を送る高畑さん。現在28歳の高畑さんは、10年後、どのような自分の姿をイメージしているのか、と聞くと「ゼロですね、何も考えてないです」と苦笑いで即答する。
「そのとき、自分が何に興味あるかは分からないので。絶対にこの仕事を続けているとも言い切れないし、日本にいるとも限らないし……何をしているんでしょう、まったく分からない」と率直な思いを語る。ただ、プライベートについては「38歳ぐらいまでには、子供を産んでいたいかな、というぐらいですね」と思いを明かし、「(10年後も)楽しくやれていたらいいなと思います」と明るい笑顔で語った。
原作は、マンガ、イラスト投稿サイト「pixiv」と一迅社の電子書籍サービス「comic POOL(コミックプール)」でふじたさんが連載中のマンガ。2018年4月にはアニメ化もされ、累計発行部数は約900万部を突破している。映画はミュージカルシーンも盛り込み、アニメやマンガが大好きなことを隠している成海(高畑さん)と、イケメンで仕事もできるが、重度のゲーム好きの宏嵩(山崎さん)のヲタク同士の不器用な恋愛模様を描く。
<プロフィル>
たかはた・みつき。1991年12月14日生まれ、大阪府出身。主な出演作は、映画は「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」(2016年)、「DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017年)、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(2018年)、「引っ越し大名!」(2019年)。ドラマは、2016年度前期のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や「過保護のカホコ」(日本テレビ系)、「忘却のサチコ」(テレビ東京)、「メゾン・ド・ポリス」(TBS系)、「同期のサクラ」(日本テレビ系)などで主演した。5月からはミュージカル「ミス・サイゴン」でヒロインを務める。
※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」