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Dream Ami:「うそのない本にしたかった」 自身初のスタイルブック「Amithing」発売 結婚も語る

 今年2月に結婚した歌手のDream Amiさん(31)が3月5日に、自身初となるスタイルブック「Amithing(アミシング)」(宝島社)を発売した。メークやスキンケア術、幼少期からの写真など、自身のすべてをギュッと詰め込み、「独身時代の集大成のような1冊」だというDream Amiさんに結婚やスタイルブックについて聞いた。

 ◇結婚後も変化なし 「この人と暮らしていけば、この先に何があっても大丈夫」

 Dream Amiさんは、2002年に女性ダンス・ボーカルグループ「dream」(後にDreamに改名)に加入し、デビュー。2011年からガールズ・エンターテインメント・プロジェクト「E-girls(イーガールズ)」の中心メンバーとしても活躍し、NHK紅白歌合戦への出場も果たした。2015年にE-girlsのメンバーとして初めてソロデビュー。現在はE-girlsを卒業し、ソロ活動に専念している。

 結婚して変化したことは「全然ないんです!」と幸せそうな表情を見せつつ、「気兼ねなく一緒に出かけられるというのは大きいかもしれません」としみじみ。

 「旦那さんは、人との接し方や、お仕事への向き合い方など、何事に対してもアイデアがすごい。私も発見があるし、この人と日々を暮らしていけば、この先に何があっても大丈夫だと思えました。思いがけないことがあっても『この人と一緒だったら、いい方向に考えていけるんじゃないかな』と思えたんです」と語った。

 ◇初のスタイルブックで水着解禁! 「うそのない本にしたかった」

 スタイルブックは「ファンの方から『スタイルブックを作ってほしい』という声をいただいたことがきっかけで、やってみたいと思ったんです。今まで応援してくださった方や、いつも私のことを気にかけてくださっている方々に、もっと深く私を知ってもらって、楽しんでほしかった」と感謝の気持ちが込められた1冊。もっとも大切にしたのは「うそのない本にしたかった」と本当の自分をさらけ出すことだという。

 その言葉通り、同書でスキンケアやメーク術、私物のファッションアイテムを公開。さらに「dream」の最終オーディションで出会い、18年の付き合いがあるDream Ayaさんが撮り下ろした写真も掲載され、「これまで、表には出したことのないような表情ばかり」という素顔が満載だ。2人がアメリカ・ロサンゼルスを訪れて撮ったプライベートショットや、日本で撮りためていた未公開の写真も掲載された。

 Dream Amiさんは「パックしたままの写真もあって、Ayaちゃんが『これ、載せていいの?』と驚いていました。それくらい素顔を見せています」とにっこり。「Ayaちゃんが写してくれたものには、私の水着姿のものもあって。水着姿ってこれまで一切、出したことがなかったんです。全然セクシーな水着姿ではないので、本を読んでくれた人もサーっと見てしまうかも。誰も期待していないと思いますが、自分の中では初解禁です!」とちゃめっ気たっぷりに語った。

 ◇「dream」「E-girls」への思い “解散宣告”をされたときも…

 「Dream」は2度改名し、2017年にグループとしての活動を終了。「E-girls」も今年の年末で活動を終了することを発表している。二つのグループについて聞くと「Dreamは自分を作ってくれた場所。今では名字のようになっていますから」と自身の原点だといい、さらに「E-girlsなくしては、今の私はない」とE-girlsに対しても、感謝の言葉があふれ出した。

 「Dreamでの活動は、なかなか曲も出せなかったり、『うまくいかないな……』と悔しい思い出もたくさんあって。『私たち今、最高だね』と思えた瞬間はほんの一瞬だったかもしれません。でもメンバーと一緒にいろいろな感情を共にして、一緒に成長できた。Dreamは、どんなときでもいつも笑い合えることのできるメンバー。かつて、LDHに移籍する以前の事務所で“解散宣告”をされたときも、なんだかみんな笑顔だったんです。それもDreamらしいなと思います」

 「Dreamでかなえられなかった夢を、E-girlsでたくさんかなえてもらった。すてきなミュージックビデオもたくさん撮らせてもらって、紅白にも出場させていただいて。今、こうして振り返ってみても信じられないような経験をたくさんさせてもらいました。それもすべて、みんながいたからできたこと。E-girlsは、“人は一人ではできないことも、誰かと助け合って、支え合って、成し遂げることができる”ということを教えてくれました」

 その「Dream」「E-girls」での活動のすべてを共にしてきたDream Ayaさんは、Dream Amiさんにとってどんな存在だろうか。

 「14歳からずっと一緒。メンバーという仕事仲間でもあり、仲の良い親友でもあり、あるときは、私のプロデューサー的な面も持っている。誰よりも長く時間を過ごしてきて、家族のような存在でもあります。でも実は、Ayaちゃんと2人で海外に一緒に行ったのは、今回が初めて。お互いにLAに行きたいと思っていて、『じゃあ一緒に行こうよ』『じゃあ写真も撮っちゃおうよ』という感じで、話が進んで。Ayaちゃんと一緒だったので、LAも特別に楽しかった。でもAyaちゃんと一緒なら、どこでも楽しいんだろうな」

 ◇これからも「歌い続けたい」 トレードマークの金髪も気負わず気持ちに正直に

 一つ一つ夢をかなえ、31歳となった今もAmiさんを支えるのが「歌い続けたい」というブレない思い。

 「物心ついたときからずっと歌が好きで、歌を歌っていました。この世界に入って、ご縁をいただいて、いろいろな活動をさせていただいていますが、やっぱり軸にしていたいのは歌。諦める形で、歌をやめることは絶対にしたくないんです。歌っているときって、唯一、自分のことを好きだと思える。dreamでもE-girlsでも、最初の頃は歌割り(自分が歌唱するパート)をもらえなくて、マイクを持てない時期もあって。でも『いつかちゃんと自分の歌を歌うんだ』という思いを力に前に進んできました」

 また今やDream Amiさんのトレードマークとなっているのが金髪。「金髪のやめ時について、すごく考えていた時期もあったんです。でも今はまったく考えていなくて。明日にでも『黒にしようかな?』と思うかもしれないし、またその気分も変わるかもしれない。気持ちに正直に生きたい」としなやかに“今”を生きている。

 「30代、それ以降もずっとキラキラしていたい」と願うAmiさんが、頼もしい伴侶と進む未来は、ますます輝かしいものになりそうだ。

(取材・文・撮影/成田おり枝)

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