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フジテレビの生野陽子アナウンサーが、4月4日から同局の報道番組「Live News it!」で土日のメインキャスターを務める。番組に本格出演する前に、髪を約15センチ切って「気持ちを入れ替えました」と心機一転を図った生野アナに、仕事への思い入れ、出産後の仕事復帰などについて聞いた。
◇アナウンサーは「最後のとりで」 責任感を胸に
生野アナは福岡県出身。福岡大学卒業後、2007年に同局に入社した。アナウンサーを目指すきっかけは何だったのか。学生時代にある番組でお天気コーナーのアシスタントを務めた経験があり「アシスタントだったのですが、うまく話せないこともあり『もっとスキルアップしたい!』と思いました」と振り返る。 入社当時に「自分より目上の人には必ずあいさつに行く」ということを先輩の姿から学んだ。今でもあいさつを大切にしていると話す生野アナは「アナウンサーは1人でさまざまな現場に向かい、さまざまな方に取材をさせていただきます。社会人としての基本中の基本ではありますが、より良いコミュニケーションをとるために、きちんとあいさつをするというのはとても大事なことだと思っています。人見知りなところがあるので、あいさつの一言だとしても、相手と言葉を交わすことができる大切なツールだと考えています」と、初心を忘れていない。
番組の出演前には「発声チェック。滑舌の練習、肩や横隔膜の辺りのストレッチ」をルーティンとして行っている。アナウンサーが番組でニュースを伝えるという仕事は「最後のとりで」という意識を持っているといい、「記者の皆さんの取材の積み重ねが原稿という形になっているので、責任を持って伝えるようにしています。どのような背景があって、この原稿が書かれているのか。言葉の選び方、表現、スタッフといろいろと話し合って、放送に臨んでいます」と、常に真剣な思いで仕事に向き合っていることを明かした。
◇10年後の目標は「素の部分を出せたら」 生放送への不安も…
生野アナは、2019年3月に第1子出産のため産休に入り、同年10月に復帰。出産、そして育児を通して「我が子が想像以上にとてもいとおしいことを知りました」と語り、服装、健康面に対して意識が変わったという。さらに就寝前に「ニュースのチェック」を欠かさず、「親の立場になって物事やニュースを捉えることができるようになりました」と変化を挙げた。
一方で「これまで、夏休みや冬休みなどで1週間程度の休暇をいただいたことはありましたが、半年間休んだのは初めて。ニュースのチェックや滑舌の練習は自分でできますが、時間内に原稿を読み終え、フリートークがしっかりできるかは、生放送でやってみないと分かりません。感覚がすぐ戻るかどうか」と苦笑い。「週末は家族そろって楽しんでもらえる時間。それを意識しつつ番組作りもしていきたいと思っています。新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが、そうした中で少しでも明るいニュースをお伝えできるようにしたいです」と意気込みを語り、「Live News it!」の放送に向け、「緊張感を持って生放送に臨みたい」と気を引き締めた。
10年後の目標を聞くと「素の部分が出せるようになれたら(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに答え、「今年入社14年目を迎えましたし、可愛らしいおばちゃんキャラみたいなのを出せていけたら」と表情を和ませていた。
「Live News it!」の放送は、毎週月~金曜は午後4時50分から、毎週土・日曜は午後5時半から。