「連続ドラマW セイレーンの懺悔」で主演を務める新木優子さん
女優の新木優子さんが主演するドラマ「連続ドラマW セイレーンの懺悔」が、10月18日からWOWOWプライム(日曜午後10時、全4話・第1話は無料放送)で放送される。テレビ局の報道番組の新米記者、朝倉多香美を演じた新木さんに、女優業や役どころについて聞いた。
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◇女優業は「励まされた」の声に手応え 「自分の演技が誰かにとってプラスになれば」
女優業で大切にしていることは「誰かにとって寄り添えたり、プラスになれたりすること」と話す新木さん。それには2017年の連続ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(フジテレビ系)で若手医師・横峯あかりを演じた際、視聴者から寄せられた声が影響しているという。
当時、医療従事者や、医療従事者を目指す視聴者から、「あかりが頑張る姿や壁を乗り越える姿に励まされた」「来週の放送を楽しみにして1週間、頑張ります」という声が届き、「そういった声をいただけると、本当にやっている意味があると思いましたし、その人にとっての仕事や人生の糧になったり、やる気につながったりすることがすごくうれしくて。ですから、自分の演技が誰かにとってプラスになればいいなという信念があります」と真摯(しんし)に語った。
◇「正義感」は一つじゃない つらい過去のある報道記者役で認識新たに
「セイレーンの懺悔」は、あるつらい過去を抱え報道記者になった新木さん演じる多香美が、女子高校生誘拐殺人事件のスクープを狙いながら、事件の真相に迫るストーリー。
多香美は、報道記者として「声なき声を伝えていく」ことを信念に仕事をする。新木さんは、自身の性格を「チャレンジ精神が旺盛で負けず嫌い」と分析し、多香美との共通点として「正義感の強さ」を挙げた。
一方で「元から正義感みたいなものを持ち合わせて生きてきたと思います」という新木さんには、多香美の正義感は「つらい過去があるからこそ、正しいことを突き詰めるために持たなければいけないと、半ば義務のように感じている、苦しいイメージ」と感じられた。そして「正義感にもいろんな種類があるのだな」と認識を新たにしたという。
次回は、“おうち時間”の過ごし方や自身の未来像などについて聞く。
<プロフィル>
あらき・ゆうこ 1993年12月15日生まれ。東京都出身。2014年から女性ファッション誌「non-no(ノンノ)」(集英社)の専属モデルとして活躍。近年のドラマ出演作に「SUITS/スーツ」シリーズ(2018、20年)、「モトカレマニア」(2019年)など。映画出演作には「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(2018年)、「あのコの、トリコ。」(同)などがある。公式インスタグラムアカウント(@yuuuuukko_)。
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