あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
女優の新木優子さんが主演するドラマ「連続ドラマW セイレーンの懺悔」がWOWOWプライム(日曜午後10時、全4話・第1話は無料放送、「まだ間に合う!1&2話一挙放送」は10月30日午後2時15分)で放送されている。新木さんに、“おうち時間”の過ごし方や自身の未来像、ドラマについて聞いた。
◇演じたい役、やりたいこと、行きたい場所… 「志向や考えが確信に変わった」
アウトドア派だという新木さんは、新型コロナウイルスの影響で“おうち時間”が増えたことで「外に出られない窮屈さ」を感じたと振り返る。一方で、自宅で読書や、映画鑑賞、「料理をしたり、ひたすら休んでみたりと、今までなかなかできなかった」ことを楽しんだ。さらに「大学を卒業して5年になるのですが、今、勉強したらどう感じるだろう」と、英語の勉強を再開した。
また現在26歳で、昨年ごろから「100歳まで生きるとしたら、人生の4分の1を生きてきたことになる。残りの4分の3をどれだけ豊かに過ごせるかと考えるようになった」と明かし、「次はこういう役を演じてみたい、こんなことをやりたいといろんな想像を膨らませる」時間もでき、「自分の中で温めてきた志向や考えが、より強まり、確信に変わりました」と自分自身について深く考えることができたようだ。
行ってみたい場所は、国内なら「行ったことがない北海道」。海外なら南アフリカだという。「極端ですよね」と笑いつつ、その理由を「私の中で、国内と海外は訪れる目的が違うんです。海外の場合は自然や動物を感じることが一番の目的で、国内だと食を楽しみたいとか、(日本で暮らして)いろいろ見聞きしているからこそ、それを“極めた場所”に行ってみたいと思うのです」と笑顔を見せた。
◇現在26歳「思っていたよりも大人になっている実感がない」
人生に対する展望は持ちながらも、10年後の自分について聞くと、新木さんは「16歳のときに26歳の自分を想像しましたが、今、その年齢に差し掛かっても、自分が思っていたよりも大人になっている実感がないんです。だから想像しても無駄かもしれないと思い始めて……」と苦笑交じりに明かす。
そのため今は、「目の前のことに一生懸命になって経験を積み重ねることの方が大事だと思っています。すてきな女性でありたいとはもちろん思いますし、36歳だったら家庭を持っていたいと想像はします」と話し、女優の仕事も「求めていただけるのであれば、続けていたいです」と前向きに語る。
「セイレーンの懺悔」は、あるつらい過去を抱え報道記者になった新木さん演じる多香美が、女子高校生誘拐殺人事件のスクープを狙いながら、事件の真相に迫るストーリー。物語はミステリー仕立ての報道サスペンスに仕上がっている。
新木さんはミステリーを演じる醍醐味(だいごみ)を「(真相を)すべてを知った上で撮影していること」と説明。「だからこそ、役者さんの仕草や演技の裏側を見られることがすごく面白いです。池内さんをはじめ、(共演者の)皆さんが、私が想像していた以上にすてきなキャラクターで“そこにいて”くださるので、私自身も刺激をいただいていますし、楽しいです」と撮影での充実感をにじませていた。
<プロフィル>
あらき・ゆうこ 1993年12月15日生まれ。東京都出身。2014年から女性ファッション誌「non-no(ノンノ)」(集英社)の専属モデルとして活躍。近年のドラマ出演作に「SUITS/スーツ」シリーズ(2018、20年)、「モトカレマニア」(2019年)など。映画出演作には「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」(2018年)、「あのコの、トリコ。」(同)などがある。公式インスタグラムアカウント(@yuuuuukko_)。