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2020年度のミス・ユニバース日本代表「2020ミス・ユニバース・ジャパン」を決める選考会が10月29日、東京都内で開催され、千葉県在住の会社員、杤木愛シャ暖望(とちぎ・あいしゃ・はるみ)さん(24)が日本代表に輝いた。杤木さんは2020年冬に開催予定の世界大会に出場する。
杤木さんは「すごくうれしいです。去年から受けていたのでやっと夢がかなったという気持ちでいっぱいです。自信はあったのですが、いざステージの上に立ったときちょっと自信をなくしてしまったので、とれてうれしいです」と喜びを語った。
杤木さんは1996年1月4日生まれ。身長175センチ。東京都出身で、ガーナ人と日本人の両親を持ち、日本で育った後、10歳から7年間、ガーナで過ごしたという。両国で、女性人権問題の支援活動や孤児院支援活動やマラリア撲滅運動など、さまざまなボランティア活動を行ってきたといい、セミファイナリストの紹介動画では、自身の経験を生かして「世の中で繰り返される差別を終わらせたい」と話している。
ミス・ユニバースは1952年に始まった世界で最も歴史あるコンテストで、80カ国を超える国々の代表が集まる。日本代表は、2007年に森理世さんが世界大会で優勝したほか、2006年に知花くららさんが世界大会で2位を獲得。2015年に宮本エリアナさんがトップ10位入りした。また、2006年に知花さん、2017年に阿部桃子さんがナショナル・コスチューム審査の最優秀賞を受賞した。
今年の日本代表の選考は、全国の応募者の中から書類審査やオーディションで選出され、オンラインでのさまざまなレッスン、中間審査などを経てセミファイナリスト31人が決定。この日の選考会ではファイナリスト11人が発表され、スピーチ審査、水着審査、ドレス審査などの最終審査に臨んだ。