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中谷美紀:初の女性首相役に「とても幸せでした」 田中圭が“ファーストジェントルマン”に

 女優の中谷美紀さんが、来秋公開の映画「総理の夫」で田中圭さんとダブル主演を務めることが分かった。中谷さんは史上初の女性首相・相馬凛子を、田中さんはその夫で史上初の“ファーストジェントルマン”となる相馬日和を演じる。

 映画は原田マハさんの小説「総理の夫 First Gentleman」が原作。少数野党の党首を務めている妻・凛子が史上初の女性内閣総理大臣に選出され、突然「総理の夫」となってしまった鳥類学者の日和が、予想だにしなかった激動の日々に巻き込まれていく……というストーリー。映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の河合勇人さんが監督を務める。

 中谷さんは「恐らく原作者の原田マハさんが、現状への悲観と、万が一訪れるかもしれない未来へのかすかな希望をこめて書かれた物語の中で、田中圭さんがコミカルかつ愛らしく演じてくださった夫日和とともに、日本初の女性総理、相馬凛子として生きることがかないました。たとえ夢物語だとしても、ひとりの女性が、身体的、精神的、社会的ジェンダーにとらわれることなくリーダーシップを発揮し、国民に奉仕する姿を、時に笑い、時に涙しながら演じた日々はとても幸せでした」とコメント。

 「女性総理とその夫の物語ではありますが、これは全ての働く女性と、そのパートナーの生き方についての物語です。気負わず、楽しんでご覧いただける作品になっていると思いますのでぜひ劇場にてご覧くださいませ」とアピールしている。

 田中さんは演じた日和について「何もしない主人公といいますか、巻き込まれ型の最たるものです。最愛の妻が総理になったことで生活が激変し、突然変わる人間関係や、立場。ただの鳥オタクだった僕が、政治という慣れない分野へ参入。そこで生まれるさまざまな珍事件や人間ドラマを、中谷美紀さん演じるカッコよくて美しい自慢の凛子と二人三脚で頑張りました」と話し、「個性豊かな癖の強い登場人物たちに翻弄(ほんろう)され、心温まるストーリーに胸打たれました。笑って泣けて、見てくださった皆様に元気になっていただけるヒューマンコメディーです」と見どころを語っている。

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