あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
女優の中条あやみさんが主演する映画「水上のフライト」(兼重淳監督)が11月13日に公開される。実話を基にしたヒューマンドラマで、中条さんは、走り高跳びで世界を目指していたものの、不慮の事故で歩けなくなって夢を絶たれ、パラカヌーとの出合いで、再び希望を取り戻す主人公・藤堂遥を演じた。一人の女性の成長を演じた中条さんに、憧れの女性像や、ほぼすべてを自ら演じたというパラカヌーのシーン、同作の撮影などについて聞いた。
◇キックボクシング&料理でリフレッシュ ジュースを“卒業”し水を飲むように
「最近、キックボクシングを始めたんです!」という中条さん。昨年放送された連続ドラマ「白衣の戦士!」(日本テレビ系)の共演がきっかけで意気投合した、女優の水川あさみさんの紹介だという。
「ジムに行くたびスタッフの方に『水川さんは来ましたか?』って聞いているんですが、水川さんは最近、忙しくてあまり通えていないみたい」とちゃめっ気たっぷりの笑顔をのぞかせる。「キックすると『バーン』ってすごくいい音がするんですよ。もうちょっとフォームがカッコよく決まるまで続けてみようかな」と意欲的だ。
料理にもハマッていて「近所に住んでいる友だちと、一緒に料理を楽しんでいます。和食が好きなのでおみそ汁とか、サラダとか、丼ものとか、いろいろ作りましたね」と楽しそう。
美容のためにしていることは水分の摂取。「最近は、朝起きた時と夜寝る前に、お水をたくさん飲むようになりました。以前は甘いジュースばっかり飲んでたんですけど、ジュースをやめてお水をしっかり飲むようになったら、肌の調子もだんだん良くなってきて。乾燥しがちだった肌も内側から潤うようになったんです。やっぱり体の中に取り入れるものって大事なんだなって実感しました。こまめに飲んで、ちゃんと出す。新陳代謝を良くするのがポイントです」と明かした。
◇自分の人生は自分で楽しむ 憧れは「優しさとタフさを兼ね備えた女性」
中条さんが演じた遥は、将来の夢を絶たれて心を閉ざし、自暴自棄になるが、周囲の人々に支えられ、自分の道を切り開いていく。中条さん自身も、輝く日々を送るためには「誰かに楽しませてもらうんじゃなくて、自分の人生を、自分で楽しむこと」が大切だと考えている。
「いろんなことに、どんどんチャレンジして『もっと、こういうことがやりたい!』って周りの人たちに話していると、『それならこういう人を紹介してあげるよ』って広がることも結構あるんです。まずは思い切って口に出してみることが、すごく大事なんじゃないかな」
憧れは「強さと優しさを両方兼ね備えた女性って本当にかっこいい! あふれる母性や優しさを持っているけど、自立したタフな部分もある女性」。「どうしたら中条さんのように可愛くなれる?」という質問には「照れちゃう」と、はにかみながら、「たくさん食べて、たくさん笑うことかな。女性の笑顔はすごくすてきなので、いつもみんなに笑っていてほしいです。ぜひみなさんたくさん笑ってください!」とはじけるような笑顔で語った。
(取材・文/渡邊玲子)
次回は、映画の撮影エピソードや、初挑戦したパラカヌーについて聞く。
<プロフィル>
なかじょう・あやみ 1997年2月4日生まれ。大阪府出身。2011年からモデルとして活動し、2017年から女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルを務めている。2014年に「劇場版 零~ゼロ~」で映画初出演で初主演。主な出演作に「セトウツミ」(2016年)、「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」(2017年)、「雪の華」(2019年)などがある。