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女優の中条あやみさんが11月13日、東京都内で行われた主演映画「水上のフライト」(兼重淳監督)の初日舞台あいさつに、共演者の杉野遥亮さん、小澤征悦さんらとともに出席。パラカヌーにチャレンジする主人公・遥を演じた中条さんは、映画の公開を迎えて「ウルっとしそう。胸がいっぱい」と感激の面持ちを見せた。
陸上の走り高跳びで世界を目指す有望な選手だった遥(中条さん)が、ある日、不慮の事故で歩けなくなってしまう。夢を絶たれて、心を閉ざして自暴自棄になるが、周囲の人々に支えられながらパラカヌーという新たな夢を見つけ、どん底から道を切り開いていく……というストーリー。
周囲の人に支えられて成長していく主人公を演じた中条さんは、自分自身を支えてくれる存在は「家族」だと明かし、「実家に帰ると、家族がご飯を作ってくれていたり、姉に子供がいるので、おいっ子、めいっ子に会ったりする時間が、“素”の自分を取り戻せるとき。家族に会うのを楽しみにお仕事を頑張ろうと思う」としみじみ。「現場もそうなんです。ご一緒した皆さんと家族みたいになってくる。このファミリーに会うのが楽しみで、現場に行ける」と感謝していた。
映画は日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞の「超高速!参勤交代」シリーズなどで知られる土橋章宏さんが、実在するパラカヌー日本代表選手の瀬立モニカさんとの交流を通じて、脚本を書き下ろしたオリジナル作。舞台あいさつには、土橋さん、兼重監督も登壇した。