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石田ゆり子:竹野内豊と15年ぶり共演に「楽しみでなりませんでした」 東野圭吾原作の連ドラで

 女優の石田ゆり子さんが、竹野内豊さんが主演を務めるWOWOWの「連続ドラマW 東野圭吾 さまよう刃」に出演することが分かった。石田さんと竹野内さんの共演は2006年放送の「家族~妻の不在・夫の存在~」(テレビ朝日系)以来15年ぶりで、石田さんは「竹野内さんと久しぶりに共演できることが楽しみでなりませんでした。考えてみれば15年ぶりだそうで、時の流れの速さに自分でもびっくりです」と話している。

 ドラマは東野圭吾さんの小説「さまよう刃」が原作。⾧峰重樹(竹野内さん)は妻を亡くしたのち、男手一つで一人娘・絵摩を高校生になるまで育ててきた。ところがある夜、絵摩が凄惨(せいさん)な遺体で発見される。数日後、悲しみに暮れる⾧峰のもとに、犯人の名と居場所を告げる密告電話が。教えられたアパートへ向かうと、そこには絵摩があまりにもむごい手段で殺されていく様を捉えた映像が残されていた。帰宅した犯人の一人・アツヤを思わず殺害してしまった⾧峰は、主犯のカイジを追う。カイジやアツヤは、現行法上はまだ死刑は適用されない「少年」。父の行動は、是か非か。世論を二分する⾧峰の逃亡復讐(ふくしゅう)劇が始まる……というストーリー。

 石田さんは一人息子を不本意な形で失ったことがきっかけで夫と離婚し、父親が経営するペンションで手伝いをしている木島和佳子を演じる。和佳子は、偽名を使ってそのペンションで宿泊する⾧峰のことを警察に追われている男だと気付くが、ただひたすらに家族を思う彼の姿に心を揺さぶられ、思わず手を差し伸べてしまう……という役どころ。映画「岬の兄妹」などを手がけ、映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督のもとで助監督も務めた片山慎三監督がメガホンをとる。

 石田さんは「撮影は片山監督の率いる素晴らしいスタッフのもとで丁寧に丁寧に進みました。倒れそうなほどの暑さの中走ったり泣いたり叫んだり、芝居をしてるというより役を生きるということの意味を考えさせられました。片山監督の的確でダイナミックで細やかな演出は、役者としてそこにいられることが幸せだなと思えるものでした」とハードな撮影を振り返っている。

 また「竹野内さんも日に日に⾧峰さんそのもののようになっていき、役に入ってる時は話しかけるのもはばかられるほどでした」と竹野内さんの演技についても語り、「素晴らしい作品になっていることは間違いないと思います。どうぞ楽しみにしていてください」と話している。

 「連続ドラマW 東野圭吾 さまよう刃」は5月スタートで、毎週土曜午後10時放送。全6話で第1話は無料放送。

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