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又吉直樹:過去の自分振り返り「彼がつまらないなと思うことはやりたくない」

 芥川賞作家で、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが、4月9日に発売されるライフスタイル誌「Casa BRUTUS(カーサ ブルータス)」(マガジンハウス)5月号の誌面に登場する。昨年40歳になった又吉さんは、「40代をどう生きるか」をテーマに、建築家の安藤忠雄さんと10ページにわたって対談している。

 同号は「安藤忠雄×人生 人生 100年時代をどう生きるか。」と題した、12年ぶりの安藤忠雄特集。各世代を代表する著名人の芦田愛菜さん、佐藤健さん、又吉さんの3人それぞれと安藤さんとの対話を通じ、人生100年時代を生き抜くためのヒントを探る。

 安藤さんとの対談を終えた又吉さんは、「目標を持って活動する時間すべてを青春と捉えるという意味では、僕自身もそうなのかもしれません。子供の頃からお笑いをやりたいと思い、途中で文章を書くようになり、ともにそれが続いています」と自身を回顧。

 「今もお笑いのライブでは、目の前にお笑いが好きでたまらなかった年の自分が見ていたら……と考えることがあります。彼がつまらないなと思うことはやりたくない。そういう意味では、今も青春時代と断絶はしていないのでしょうね。安藤さんのお話で勇気づけられたのは、たった一人にでも届けばいいという気持ちです」と感想を語った。

 一方、安藤さんは「40代の又吉さんには、文壇の暴走族で行くくらいの気概でこのまま走り抜いてほしいですね。海外を視野に入れた仕事を楽しみにしています。世界の又吉、期待していますからね」と又吉さんにエールを送っている。

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