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ドラマ「連続ドラマW 華麗なる一族」に出演する内田有紀さん
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彼女がキレイな理由:内田有紀さん 今の年齢を大切に思う生き方 「45歳の身の丈に合った役を」

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 女優の内田有紀さんが出演するドラマ「連続ドラマW 華麗なる一族」(西浦正記監督、池澤辰也監督)が、4月18日からWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。山崎豊子さんの同名小説(新潮文庫刊)を原作にした今作で内田さんが演じるのは、中井貴一さん扮(ふん)する主人公・万俵大介(まんぴょう・だいすけ)の愛人・高須相子(たかす・あいこ)だ。妖艶で「強烈なキャラクター」という難しい役どころに挑んだ内田さんに、役への思いを聞いた。第2回。次回は22日に掲載する。

◇「戸惑って演じては失礼」と覚悟 役の気持ちが「降りてきた」

 高校2年で女優としてデビューし、以来、20代、30代と年齢にふさわしい役を演じてきた内田さん。「そういうふうに見ていただけることはすごくありがたいです。そこは自分も意識しているところです」と話し、「若いままでいたいという気持ちは特にない」と明かす。

 むしろ「今の、45歳の自分の身の丈にあった役を演じられれば」という思いが強い。もっとも、今回演じた相子は内田さんと同じ年齢とはいえ、「かなり強烈なキャラクターでしたが」と苦笑する。

 相子は表向きは住み込みの家庭教師だが、大介の愛人。彼の息子、娘たちの縁談をつかさどり、万俵家の勢力拡大のための閨閥(けいばつ)作りを担うなど、正妻・寧子(やすこ=麻生祐未さん)以上の力を持ち、抜群の美貌と肢体の持ち主でもある。

 「相子の妖艶さを私がどう表現すれば良いのか想像が付かなかった」という内田さんにとって、今回のオファーは「なぜ自分に?」と不思議だったという。「戸惑って演じては失礼だ。相子を演じる使命を授かったのであれば、45年間生きてきた、女性としての紆余(うよ)曲折ある人生を全部、体中から出して向き合おう」と覚悟を決めた。

 演じるにあたっては、監督と話し合いながら、「地をはうようなトーンの声」「蛇がカエルをにらむような、絡み取るようないやらしい目線」を意識し、相子の内面にリンクするように細かく役を作り上げていった。

 カメラを前にした撮影初日に「高須相子のハードルの高さを感じた」というものの、自身の撮影2日目、大介の次男・銀平(藤ヶ谷太輔さん)と関西財界の重鎮の次女・安田万樹子(吉岡里帆さん)の見合いのシーンでは、「相子がふっと降りてきた」と明かす。「なんとなく声のトーンが落ち着いたり、動きや目の表情が、人から見ると不快感のあるようなものになったり」と手応えを感じたという。

◇「足りない部分は自分の熱量で補う」

 大介役の中井さんとは、フジテレビ系ドラマ「最後から二番目の恋」(2012年、2014年)で共演している内田さん。当時は兄妹役だったが、今回はかつての「お兄ちゃんの片鱗はまったくありませんでした」と驚きを隠さない。

 「貴一さんとのお芝居で、これほどの緊張感は初めてでした。相子として向き合うと、愛されている、愛されていないということより、いつも品定めされているというんでしょうか。『相子をいつ切ってもいいんだよ』という気持ちを感じて、常に崖っぷちにいるような感覚でした」「ほぼ戦いの状態でホッとする暇はなかった」と中井さんとのシーンを振り返る。

 そして、相子を演じた4カ月を、「足りない部分は自分の熱量で補って(笑い)、あとは、カメラマンさんや照明さんなど素晴らしい職人の方たちに自分の実力以上に底上げしていただきました」と感謝する内田さん。

 「相子を演じ切るには頭で考えたり形で取り繕ったりするのではなく、私がいちばんの相子の理解者となり、愛情を吹き込めるように努めました。自分なりの新しい高須相子を、現場の皆さんや監督と、貴一さんと作れたのではないかと思っています」と達成感をにじませていた。(取材・文/りんたいこ)

<プロフィル>
うちだ・ゆき 1975年11月16日生まれ。東京都出身。1992年、テレビドラマ「その時、ハートは盗まれた」で女優としてデビューし、1994年に「時をかける少女」でドラマ初主演。同年に「TENCAを取ろう!~内田の野望~」で歌手デビュー。2000年には「北区つかこうへい劇団」に入団し、「銀ちゃんが逝く~蒲田行進曲完結編」などに出演。2003年から一時芸能界を離れたが、2006年に復帰。近年の出演ドラマに「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズ(2012~2019年)、「最後から二番目の恋」(2012年、2014年)、NHK連続テレビ小説「まんぷく」(2018~2019年)、「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」(2020年)などがある。

 「連続ドラマW 華麗なる一族」は、大阪万博を間近に控えた高度経済成長期を背景に、富と権力を手に入れるために関西の政財界で閨閥(けいばつ)を張り巡らす、中井貴一さん演じる阪神銀行頭取・万俵大介と、その一族の繁栄と崩壊を描く。向井理さん、藤ヶ谷太輔さん、吉岡里帆さん、松本穂香さん、要潤さん、美村里江さん、笹本玲奈さん、福本莉子さん、麻生祐未さんらも出演する。

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