ニュース番組「NEWS23」の特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」に出演する綾瀬はるかさん（C）TBS

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綾瀬はるか：「平和を願う思いはより強く」　今年も「NEWS23」特別企画で戦争体験者を取材

2021年08月04日　08:30

　女優の綾瀬はるかさんが出演する、ニュース番組「NEWS23」（TBS系、月～木曜午後11時、金曜11時半）の特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く」が8月6、11、12日の3回にわたって放送される。綾瀬さんは、2005年の特別番組「ヒロシマ」をきっかけに、2010年以降、毎年「NEWS23」の特別企画で戦争体験者の声に耳を傾けてきた。今回、綾瀬さんは、コロナ禍のいま、“戦争”をどう伝えていくかを考える。

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　8月6日の放送では、新型コロナウイルスの影響で直接会って戦争体験を伝えることが難しくなった今、広島の被爆者たちはどのように自身の体験を海外に、そして若者たちに伝えようとしているのかを取材。綾瀬さんは、自身の出身地である広島を2年ぶりに訪れ、被爆者の女性から話を聞く。80歳を過ぎた今も、英語で戦争体験の発信を続ける女性は綾瀬さんに「伝えること」「戦争の悲惨さを知り、想像し、語り合うこと」の大切さを語る。

　11日の放送では、真珠湾攻撃から80年を迎える今年、攻撃に参加した103歳の元日本兵の男性に綾瀬さんが話を聞く。1941年12月8日未明、日本はアメリカ・ハワイのオアフ島にある真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が始まった。男性は、「軍艦を攻撃することだけを考えていたが、そこにいるのは人間だった」と当時を回顧。20代の若者だった青年兵士の心に深く刻み込まれた80年前の“戦争の記憶”が明かされる。

　綾瀬さんは真珠湾攻撃で婚約者を失った女性と共に2010年にハワイを訪れて現地を取材しており、12日の放送では、今年97歳になったその女性の思いや戦争への怒りと悲しみを、女性の孫とひ孫とともに振り返る。「真珠湾を攻撃したひいおばあちゃんの婚約者は、私と同じ世代だった」と、多くの若者が戦争で死んだ事実を自らに置き換えて話すひ孫。次の世代に戦争の記憶が引き継がれていくさまを綾瀬さんが聞く。

　綾瀬さんは「今年も戦争、原爆を経験された方々の貴重なお話をお聞きすることができました。私自身、経験者の皆様のインタビューを続けていく中で、平和を願う思いはより強くなっています。この夏、多くの視聴者の皆様にも、ぜひお聞きいただきたいです」とコメントを寄せている。

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