俳優の岡田将生さんが8月12日、東京都内で行われた映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督、8月20日公開)のプレミア上映イベントに、主演の西島秀俊さんらと登場した。イベントでは、15日に32歳の誕生日を迎える岡田さんを祝うサプライズのフラワーケーキも登場し、岡田さんは「ありがとうございます……。俺、誕生日だ。そっか」と感激していた。
同作は「第74回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に出品され、脚本賞での受賞をはじめ4冠を達成。同映画祭には岡田さん、西島さんは不参加だったといい、第一報を聞いたときのことを聞かれた岡田さんは「本当にうれしくて、西島さんに初めてメールしました(笑い)」と告白。
西島さんは「メールはお互いに教えていたんですけど、(岡田さんから)『来ないなー』と思っていて」と冗談めかして笑いつつ、「良かったね、というメールをやり取りしました」と岡田さんとの初メールについて明かした。
映画は、村上春樹さんの短編小説集「女のいない男たち」(文春文庫)収録の同名小説が原作。舞台俳優で演出家の家福悠介(西島さん)は、脚本家の妻・音(霧島れいかさん)と満ち足りた日々を送っていたが、妻はある秘密を残したままこの世からいなくなる。2年後、演劇祭で演出を任された家福は、愛車のサーブで広島へ向かい、寡黙なドライバー・渡利みさき(三浦透子さん)と出会う。みさきは家福の愛車を運転してくれることになり、家福はみさきと過ごす中で、それまで目を背けていたことに気づかされていく……というストーリー。岡田さんは物語を大きく動かすキーパーソンの高槻を演じた。
イベントには三浦透子さん、霧島れいかさん、濱口監督も出席した。