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川島海荷:「キャラクターの“生き生き感”」が見どころ 今年2度目の舞台で女優を目指す少女役に

 女優の川島海荷さんが出演する舞台「ブライトン・ビーチ回顧録」が京都劇場(京都市下京区)で上演されている。このほど、主人公ユージンのいとこで、女優を目指す少女・ノーラを演じる川島さんが、コメントを寄せた。

 物語の舞台は、第二次世界大戦前夜、米ニューヨーク・ブルックリン地区の南に位置するブライトン・ビーチ。貧しくもたくましく生きるユダヤ人一家と思春期のユージンの成長を描いた。喜劇作家ニール・サイモンが、自身の少年時代を描いたとされ、ユージンを人気グループ「Sexy Zone」の佐藤勝利さんが演じている。

 今作に出演が決まった際は「本当にうれしかった」と同時に、「自分が今、持てるすべてのものを出し切ろうと決意しました。舞台は今年2回目で、また挑戦できたらと思っていた矢先にこのお話があったので、絶対に私がこの役をやり切ってみせると意気込みました!」と強い決意をした川島さん。

 ノーラは父親が亡くなり、4人家族のユージン家に母、妹と居候をしている。

 「ブロードウェーを目指している16歳の女の子で、意志が強く冷静に物事をとらえている、少し大人びている印象を受けました。ただ、私が頑張らなくてはと責任感が強いがゆえに、強がりすぎてしまうところもあるのかもしれません」といい、「私自身も姉なので、少し気持ちが分かる気がします」と共感を寄せる部分も。

 「姉だから『頑張らなくては』『甘えてはいけない』『しっかりしなくては』と勝手に思ってしまっていた時期もあったと思います」と振り返り、ノーラ同様に「強がりなのかもしれません」という。

 作品の見どころは「キャラクター一人一人の“生き生き感”」。「特に子供たちは快活で、パワーに満ちあふれていて、見ていて放っておけない感じになっていると思います。ユーモアと家族愛で包まれた『ブライトン・ビーチ回顧録』をご覧になって、ぜひ温かい気持ちになってもらえたらと思います」と呼びかけた。

 上演は同所で13日まで。

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