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ミス・ワールド:日本代表の星たまきさん 米国育ちの早大生「美だけに頼りたくない」

 世界大会「ミス・ワールド2021」に出場する日本代表を選出するコンテスト「ミス・ワールド2021日本大会」が10月12日に東京都内で開催され、グランプリに東京都出身で、早稲田大学社会科学部3年の星たまきさん(20)が選ばれた。

 受賞後に会見した星さんは、3歳から高校卒業までの15年間をアメリカで過ごしていたと明かし、オハイオ州立大学の医学部に合格したが、「『日本に帰りたい』『日本人なのだから自分のアイデンティティーを見つけたい』ということで、突然早稲田を受験し、合格できたので(日本に)帰ってきました」と説明。

 「ささいな思いやり、ささいなところの美しさ、華やかなバラを美しいと思うのではなくて、散ってゆく桜を美しいと思う、そういう日本が大好き」だと語り、「ずっと日本が憧れだったので日本に帰ってきて、本当に幸せです」と笑顔で語った。

 また、早稲田大学は「短期卒業で、来年の8月に卒業する」つもりだといい、その後は「日本の大学院に進み、日本のことをもっと知り、そして将来は日本の代表として、国連など世界の機関で働きたい」と将来の夢も語っていた。

 また、現在は「絵本を作って、絵本を通して子供たちにSDGsや社会課題を教える活動」に取り組んでおり、日本代表としてその活動も続けたいと語った。芸能界への興味はなく、「私がミス・ワールドで好きなところは『目的のある美』というところであって、美だけに頼りたくない」と語り、「SDGsを実現する」「貧困でいる人を助ける」などの社会活動への意欲を口にしていた。

 「ミス・ワールド」は、「美に集まる力を社会貢献に生かす」ことを目的に1951年にスタートし、今年で71回目。ミス・ユニバース、ミス・インターナショナルと並び「世界3大ミスコンテスト」と呼ばれている。今回は7586人の応募の中から、31人がファイナリストに選出。世界大会は12月16日、プエルトリコで開催され、星さんが日本代表として出場する。

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