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女優の米倉涼子さん主演の連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第7シリーズが現在放送中。フリーランスの天才外科医・大門未知子を演じる米倉さんに、今シリーズの見どころや美容やファッションのこだわり、事務所独立後の新たな日常について話を聞いた。(第2回)
◇「今シーズン一番の敵はヒール」?
「ドクターX」は、天才的な腕を持ちながら組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩く外科医・大門未知子を通じて医療の現場を描く人気医療ドラマシリーズ。白衣をまとった未知子が、ミニスカートやミニボトムを着こなし、美しいスタイルで大学病院のロビーや廊下をランウエーのようにさっそうと闊歩(かっぽ)する姿も見どころの一つだ。
この日の取材時も、鮮やかなカラーのパンツスタイルに、ジャストサイズの白衣をジャケットのように着こなしていたが、米倉さんは「普段できない大胆な色合わせが楽しめるのはドラマならでは」と話し、「だって、米倉涼子が大門未知子みたいな格好で外を歩いていたら普通に目立っちゃうけど、撮影なら堂々と歩けますから」と笑う。
劇中ではピンヒールを合わせることも多いが、「けがをしないように、普段はほとんどスニーカーです。大門未知子をやっていなかったら、ヒールを履く機会はほとんどないと思う。そういった意味では、今シーズン一番の敵はヒールかも」と舞台裏を明かす。
◇「年齢を重ねるごとにやらなきゃいけないことが増えた」
すらりとした美脚が際立つファッションも未知子の特徴だが、米倉さんは「撮影がない時期の方が筋トレで鍛えています。大門未知子でいる期間はちょっと体がしぼんじゃうんです。運動する時間も気力もなくなるし、生活リズムが不規則になってしまうので」と明かす。
「未知子は脚を出す洋服が多いからむくまないように対策もしますけど、オペのシーンでは目元のアップも多かったりするので、逆に体から水分が抜けていかないサプリメントを飲んでみたり……。年齢を重ねるごとに“大門未知子”をキープするためにやらなきゃいけないことが増えて、『時間が足りない!』と思うことが多くなりました」
大門未知子のヘアスタイルについても、「シーズンによって髪の長さは変わりますけど、基本はストレートにしてますね。なるべくシャープなシルエットの方が未知子らしいから」とこだわりがある。一方、「私はズボラなので、未知子みたいなボブだと頭を前に倒したときに、サイドの髪が顔に覆いかぶさるのがイヤなんです。私は普段前髪を上げていることの方が多いかな」と明かす。
◇長年のモーニングルーティン “足癖の悪さ”は未知子以上?
そんな米倉さんの長年のモーニングルーティンは「その時々に必要だなと感じたサプリメントを、おちょこに入れて毎朝一気飲みすること」。「最近視力が落ちてきたからルテインを増やしてみたり、中谷美紀ちゃんから『ヘム鉄がいい』と聞いてヘム鉄を増やしてみたり。年々少しずつ増えているので、そろそろおちょこがあふれちゃうかも」と笑う。
劇中では未知子が長い脚を伸ばしてお風呂につかるシーンもたびたび登場するが、自身も「忙しくてもなるべく朝晩湯船につかるようにしています」と明かす。それでも、「女子らしい部分は私にもほとんどないですし、ひょっとすると未知子以上に“足癖”は悪いかも(笑い)。たまに冷蔵庫を足で閉めたりしています」と、開けっぴろげに語っていた。
(取材・文/渡邊玲子)