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工藤阿須加:農業開始は「30歳の今だからこそ」 父・公康は「俺も手伝いに行く」 “就農のリアル”に迫る特番出演

 俳優の工藤阿須加さんが出演するBS朝日の特別番組「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」が、12月19日午後2時から放送される。番組は工藤さんが同年代の脱サラ就農者のもとを訪れ、“イマドキ就農のリアル”を聞き出すという内容。工藤さんは山梨県南アルプス市の農家・古川翔太・京子さん夫妻のもとを訪れる。「この番組を見終わった後に、大きな一歩を踏み出すというより、小さな一歩を踏み出す勇気をもらえるような、そんな番組になっていると思います」と番組について話している。

 俳優になる前、東京農業大学に通っていた工藤さん。実は長い間、農業を始めるタイミングを見計らっていたという。昨年、新型コロナウイルスの影響で自分と向き合う時間を持ち「30歳の今だからこそ始めるべき」との思いに駆られ、今年の3月から俳優業の傍ら、農業にも従事。「今お世話になっている農場には3月から研修生として参加していて、一区画を任せてもらっています」と話す。

 そんな中での番組オファーだったため「全国のいろんな農家さんのところに行って、いろんな話を伺える。さらにそこで、たくさんのことを学べる……。そんなぜいたくな番組があるんですか!って思いました(笑い)」と振り返る工藤さん。「僕は以前から、全国各地に農業の仲間が欲しくて、この番組がそのきっかけになると思い、ワクワクしました。いまは何事もリモートで済ませることが可能ですが、画面越しでは伝えたいことを伝え切れない気がして。目と目を合わせてお話ができることがうれしかったです」とロケを楽しんだ様子。

 「番組のレギュラー化を狙っている?」と聞かれると、「はい! もちろん(笑い)。僕を全国47都道府県の農家さんに会わせてください! 全国隅々まで農家さんたちを訪ねたいですね」と熱量たっぷりに話した。

 また俳優業と農業の両立について、父である元プロ野球選手の工藤公康さんの反応はどうだったかという質問には、「ちょっとうらやましいって言っていましたし、『俺も手伝いに行くよ』と言ってくれました。実際、僕が行けなかったとき、畑でいろいろと作業してくれたみたいです」と親子の仲の良さを感じさせるエピソードも披露している。

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