「女系家族」第1夜の一場面 寺島しのぶさん(左)と宮沢りえさん=テレビ朝日提供
女優の宮沢りえさんと寺島しのぶさんがダブル主演を務めるドラマ「女系家族」(テレビ朝日系)が12月4、5日の午後9時に2夜連続で放送される。1963年に書かれた作家・山崎豊子の、不朽の名作といわれる同名小説が原作。大阪・船場を舞台に、四代続く“女系筋”の老舗木綿問屋で繰り広げられる遺産相続争いを描き、これまで何度もドラマ化されてきた同作が令和版としてよみがえる。
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宮沢さんと寺島さんは今回が初共演。老舗木綿問屋「矢島商店」の当主・嘉蔵の愛人である浜田文乃役を宮沢さんが、嘉蔵の長女で総領娘の藤代を寺島さんが演じる。嘉蔵が亡くなったあと、その多大な遺産をめぐって女三姉妹によるし烈な争いが繰り広げられようとしていたところ、愛人・浜田文乃の存在が突然明らかに。遺言状には「なにとぞよしなにお取り計らいを」と記されていたことから、複雑な人間模様の糸が絡まりながら物語が進む。
監督は映画「後妻業の女」「のみとり侍」などの鶴橋康夫さん。宮沢さんは「1963年に書かれた物語が、息を吹き返すかのように鶴橋(康夫)監督の手でよみがえります。寺島しのぶさんとの共演も初めてで、そこも大きな見どころの一つですし、目が離せない展開が続く素晴らしい作品になると思いますので」とコメント。
寺島さんは「このような重厚感のあるドラマというのは、減ってきてしまっている気はするのですが、いい作品を作ろうという思いのもと、一致団結して努力しております。決して見て損はないと思いますので、ぜひご覧いただけたらと思います」とアピールしている。
水川あさみさん、山本美月さん、渡辺えりさん、伊藤英明さん、余貴美子さん、奥田瑛二さん、長谷川朝晴さんらも出演する。
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